<実物投影機を使った実践例>
1 学年・教科・単元名  小学校6年・理科・水溶液の性質
2 本時の目標  リトマス紙を適切に使用し,安全に水溶液を区別することができる。
3 ICT機器活用のねらい  教材や作品を大きく映し出すことによって,指示が明確になり,児童の活動時間や支援時間を確保することができる。
4 本時の学習
学習活動 学習の様子とICT機器の活用
1 本時の学習課題を知る。

水溶液をどんな種類に分類できるか調べてみよう。

2 リトマス紙の使い方を知る。
 ・ 実物投影機を使って,リトマス紙の使い方を説明する。
教師が説明している場面(動画を見る:3.6MB

3 班ごとに実験をする。
 ・ 実験結果をノートパソコンに入力し,プロジェクタで投影
  する。
児童が入力している場面(動画を見る:2.1MB

4 実験の結果から,それぞれの水溶液を分類する。
グループでの話し合い場面(動画を見る:2.9MB


5 本時の学習のまとめをする。
全体での話し合い場面(動画を見る:2.3MB
・リトマス紙を使うと,水溶液を酸性,中性,アルカリ性に区別で きることを確認する。



・リトマス紙の色素やピンセットの使い方,ガラス棒の使い方について,実物を拡大して実際に操作しながら説明することで,作業や操作方法を確実に理解できるようにする。


※特別なソフトウェアなしでも使えます。(準備)
※パソコン操作に比べて,簡単です。(操作)







・塩酸,水酸化ナトリウム水溶液,食塩水をリトマス紙を使って調べる。
・調べた結果を表にまとめる。
・実験結果を創発的分業支援システムに入力し,プロジェクタで提示することによって,リアルタイムで共有できるようにする。
・プロジェクタで提示した各班の実験結果を参考に,実験をするよう助言する。


※創発的分業支援システムについて




・各班の実験結果から共通点と相違点を見つけ出し,水溶液の分類方法について話し合う。


・リトマス紙の色の変化から,水溶液は3つの種類に区別できることを確認する。


5 本時を終えて
  実験器具の使い方を実演しながら大きく見せると,児童の視線が集中し,作業や操作方法が短時間で伝えられた。その結果,児童の学習への好奇心を刺激し,活動時間も十分に確保することができた。ICTを効果的に活用することによって,より良い授業づくりができると実感した。