(4)  利用形態による体系別事例
   校内LANには,様々 な利用形態がある。その個々の利用形態において授業に十分な効果があることが確認できた。そこで利用形態別の長所と対応する本報告書中の授業研究を以下の ようにまとめた。
利用形態 長所 対応する
授業研究
インターネットの利用 ・いつでもどこからでもインターネットへの接続ができる。
・調べ学習が広く深く行える。
・マルチメディア情報での提供が増えているのでより臨場感のある学習活動が可能となる。
・情報の検索が容易で早いので授業中でもすぐに情報を提示可能である。
授業研究1
授業研究5
授業研究6
Webページによる校内リンク集の利用 ・共有して利用することが可能であるため,教材の提示や児童の調べ学習がどの教室からでも同様に展開できる。
・リンク集は蓄積していくことが可能なため,資料がさらに豊富になり,内容が充実する。
授業研究1
グループウェアの利用 ・情報を発信する際のルールや情報を受け取る際の留意事項などを体験できる。
・授業時間内ばかりでなくいろいろな時間を学習に利用することができる。
・リアルタイムに処理されるので,互いの意見がすばやく交換できる。
授業研究2
児童生徒の作品集を蓄えて利用 ・児童生徒の作品をディジタル画像として保存しておき,過去の作品集として授業に利用することができる。
・児童生徒の学習履歴として保存することで振り返りや自己評価,相互評価に利用することができる。
・教師の評価の支援となる。
授業研究2
授業研究3
授業研究4
授業研究5
電子掲示板の利用 ・授業中に書き込んだものをすぐに見ることができ,児童生徒が互いに教え合うことができる。
・自分の意見と他の意見とを比較しながら自然にコミュニケーション能力が身に付けられる。
授業研究3
ファイルサーバの利用 ・いつでも,どこからでも保存してあるファイルを呼び出し授業で用いることができる。
・自校のサーバなので,ファイルのサイズをあまり気にすることなく保存することができる。
・授業で調べたことや気づいたことをサーバに蓄え,児童生徒がそれを用いて互いに学習することができる。
・大容量の動画や画像などの教材をサーバに保存しても,自校のサーバなので,通信速度などを気にせずに授業で用いることができる。
授業研究4
授業研究5
授業研究7
授業研究8
イントラネット上のWebサーバの利用 ・自作教材やフリーソフトを利用したりして,個別指導の時間を十分確保することができる。 授業研究3
授業研究6
授業研究7
授業研究8
授業研究9
 


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