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Web教材は学校や家庭で利用される。 |
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設問@より,Web教材が学校の教育活動に役立つ教材であると評価されていることがわかる。更に,設問Bより,今後,Web教材の利用が増えると考えられていることもわかった。ただし,どちらの回答も,過半数は,もっと教材を充実しなければならないという条件がともなっている。試験公開したWeb教材が16本と少なかったが,内容を充実するとともに,量的にも豊富なWeb教材を用意する必要があるとわかった。また,自由記述欄には,「インターネットの回線が高速でないと利用できないだろう。」という回答があった。校内LAN等の基盤整備が進むことにより改善されていくと思われる。 設問Aより,Web教材は子供の家庭学習にも役立つと評価された。その理由としては,自由記述欄に「インターネットは家庭にもどんどん普及していく。」ことが挙げられていた。ただし,ここでも,過半数が,Web教材がもっと充実しなければならないということを条件に挙げている。 |
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Web教材を作成するのは教師である。 |
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設問Cより,ほとんどの教師がWeb教材を作成したいと思っていることがわかった。自由記述によれば,「新しい教材の可能性」「新しい教材づくりの方法」「プリントに変わる教材」などの記述があった。回答の過半数には,簡単にできればという条件がついているが,開発方法でも述べたように,Webページを作成できる技能が有れば,誰でもWeb教材を開発することができる。また,「時間がないので,研修講座の中で開発したい。」「Web教材の研修講座を望む。」という記述も見られた。そこで,「Web教材を開発するための研修講座を実施したら受講するか。」という設問を設けたところ, 142人から受講したいとの回答が返ってきた。 |
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Web教材は学校の中で利用される。(自ら発信する教師は少ない。) |
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設問Dより,開発したWeb教材をWebページとして公開すると回答した教師は,48人であった。自由記述によれば,「公開するだけの自信がない。」「(注意はしているが)著作権が心配である。」「子供の実態に即して作成しているので公開したくない。」などの理由が述べられていた。開発したWeb教材をWebページとして公開してもらえば,多くの子供たちに利用してもらえるのである。開発したWeb教材を自ら発信してくれる教師が増えることを望みたい。そのためには,Web教材を広く収集し,Web教材サイトとして発信できるようなシステムを構築する必要があるかもしれない。 |