(1) | 生活に生きる力とは 家庭科では,「生活的な自立の基礎となる資質や能力の育成を図りながら,楽しく,豊かな生活ができるようにすること」を目指している。また,技術・家庭科では,「社会の変化に主体的に対応できる人間の育成を目指して,生徒が生活を自立して営めるようにすること」をねらいとしている。 生活の中で直面する様々な問題に気付き,今まで学んだ知識と技能及び技術を応用することにより,解決方法を探究したり,新しい方法を創造したりでき,実際の生活の中で生かすことのできる能力を生活に生きる力ととらえる。 |
(2) | 実践的・体験的な学習指導について 家庭科では,「衣食住などの実践的・体験的な活動を通して,実感をもって学習することを一層重視する。」とあり,技術・家庭科では,「生活の自立を図る観点から,実践的・体験的な学習活動を一層重視し,生活に必要な知識と技術の習得を図る。」とある。生活に必要な基礎的な知識や技能及び技術は,身体を使って実習したり,体験したりする活動を通して習得するものであり,家庭科及び技術・家庭科では,従来から実践的・体験的な学習活動を重視している。児童生徒の興味・関心・意欲を大切にし,満足感や達成感が味わえるような内容や活動を検討するとともに,問題解決的な学習活動をさらに充実させていくこととする。 |