3.ティーム・ティーチングを生かすための手だて
アンケートの調査分析の結果,ティーム・ティーチングのために気を遣っていることは,MT,ATともに「共通理解」であり,ティーム・ティーチングの欠点は「共通理解の困難」であった。そこには,授業に臨むにあたって教師は共通理解を心掛けるが,実際にはなかなか共通理解が図れないことも多いという状況がうかがい知れる。
ここでは,ティーム・ティーチングを生かす手だてとして共通理解の在り方について,本教育研修センターにおける「個に応じた指導方法に関する研究」(平成7・8年度研究報告書)を参考にしながら,実際の事例をもとに検討する。
−−−高等部1年生活単元学習「余暇の利用T,U―ボウリング」を例にして−−−