W ティーム・ティーチングを生かす授業の在り方
1 ティーム・ティーチングの7つの学習形態を生かす授業
(1)
7つの学習形態
T 単集団−複数教師(全体支援)型の事例
クラスをひとつの集団とし,MTがその時間のすべての活動において全体を指導する形態。
MTは全体に対して発問や指示をしたり,子ども達からのことばを受け止めたりしながら授業を進めていく。ATは最初から特定の子どもの支援をするのではなく,子ども達がきちんと授業に参加しているかどうか目を配るようにする。そして,活動中に全体の指示に応じにくい子が出た場合,臨機応変にその子に対応していく。
−−−保育(幼稚部5歳児)での指導例−−−
1 活 動 「朝の活動」
・・・・・・・・・・・・・・・ 中 略 ・・・・・・・・・・・・・・
5 本時の指導
(1)
目標
ア
全体目標
○
友達とのやりとりを楽しみながら,『朝の活動』に楽しく参加する。
○
話し手に注目し,最後まで話を聴こうとする。
○
活動場面の状況を判断し,自分の考えを表現しようとする。
イ
個別目標
A児
伝えたいことを,ことばを使って表現しようとする。興味をもって友達の話も聴こうとする。
B児
伝えたいことを助詞に注意しながら話す。相手の話をよく聴いて,わからないことは自分から尋ねようとする。
C児
友達や教師の話をよく聴いて,話の内容を大体理解する。ことばや身振りで自分の思いを相手にわかるように伝えようとする。
D児
伝えたいことを,ことばを使って表現しようとする。話し手に注目して話を聴く。
E児
伝えたいことを相手によく分かるように話す。相手の話を最後まで聴いてから話す。
F児
楽しく活動に参加する。自分から教師や友達に話しかけようとする。
(2)
展開
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