21世紀に向けての社会は,国際化,情報化,科学技術の進展等がみられ,生活面においても大きな変化が予想される。家庭生活を取り巻く現状は,核家族化の進行,少子化,高齢化,女性の社会進出,家庭の機能の外部化等変化が著しい。これらの社会や家庭の急激な変化の中で,児童生徒がたくましく生きていく能力や態度を身に付けられるよう,家庭科及び技術・家庭科では今まで以上に主体性をもって自らの課題に対応できる創造的能力や態度の育成を図ることが求められる。
そこで,本研究では,「新たな問題場面や状況において,自分なりの考えや発想をもって問題解決し,たくましく生きようとする子供を育むことを目指し,問題解決的学習を重視する必要があると考える。自己実現の過程で発揮される児童生徒の創造性を,どの段階でどのように教師が支援すれば育成できるのかを究明するために本主題を設定した。
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