(ア) |
直接的な体験活動,操作的な活動を取り入れた場面やグループなどの学習形態を工夫することで,発達段階に応じて算数・数学の学習を楽しく感じることができる。また,学習課題について,児童生徒は,学習課題が工夫されて出題されれば,関心・意欲が高まる。 |
(イ) |
問題解決学習の過程において,児童生徒は既習の考えを活用しようと考え,答えを確かめようとする傾向があるが,教員は解決の方法の見通しや解決方法の比較検討に重きを置いている。 |
(ウ) |
問題解決時の態度において,児童生徒には解決方法の糸口や理由を見付けだそうという態度が見られた。それに対して,教員は論理的な考え方を求める傾向にある。また,児童生徒の中には,何もせず,教師の説明を聞くだけの受動的な学習態度が見られた。 |
(エ) |
数学的な見方や考え方のよさについて,児童生徒は,有用性,能率性,効率性,楽しさがあると答えているが,教員は筋道を立てて考えるよさ等を多く回答している。児童生徒が実用的なよさを答えているのに対して,教員は基礎的・基本的な学力の一つとしてよさをとらえている傾向がある。 |