１．研究の趣旨
「豊かな感性を育てる学習指導」を受けて，算数・数学科では，問題解決における「考える楽しさ」に焦点を当て，意欲をもって自らの個性を生かしながら「数学的な見方や考え方のよさ」を感得し，数学的な見方や考え方を身に付ける学習の在り方について究明した。この研究は，児童生徒の情意面の育成，論理的な思考力及び直観力の育成とかかわり，今日的な教育課題である，変化の激しい社会を生きる資質や能力の育成を図ることと密接な関係があると考える。
研究の視点として，「どのように学習しているときが楽しいと感じているのか。」「どのように数学的な見方や考え方のよさを感じているのか。」について小学校，中学校及び高等学校それぞれの児童生徒及び教師の意識・実態調査に基づいて現状や問題点を明らかにし，また，授業実践及び考察を通して，今後の学習指導の改善・充実に役立てたいと考える。
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