(1) |
研究主題についての基本的な考え方小学校社会指導資料「新しい学力観に立つ社会科の学習指導の創造」の中では,「子供自らが問題を見つけ追究できるようにするためには,子供が社会的事象を自分自身や自分の生活とのかかわりから調べ,さまざまな疑問や問題意識をもって,それらの背景や理由,特色,様子など,社会的事象の意味を明らかにしようとする追究のエネルギーを醸成することが大切である」と述べている。社会的事象の意味を明らかにしようとするエネルギーを醸成するためには,児童生徒が具体的な活動や体験的な活動を通して,五感を働かせながら社会的事象と出会い,社会的事象と自分とのかかわりを深められるようにすることが大切である。また,子供が問題解決の方法や内容,手順などを自分なりに考え,問題追究をしていく中で,自分なりに社会的事象の持つ意味や価値をとらえていけるようにしていくことが必要である。自分なりの解決方法によって追究し,自分なりに納得できるあるいは実感として分かるという満足感や成就感が次の追究へ向けてのエネルギーになり,問い続ける子供の姿になっていくと考える。 そこで,本研究主題「自分とのかかわりを通して,問題意識を高め,問い続ける」子供の姿を,「子供が具体的な活動や体験的な活動を通して社会的事象と出会う中で,社会的事象と直接的にかかわり,自分の問題を発見し,自分なりに解決方法を考え,納得いくまで追究し続けること」ととらえた。 |
||||||||||||||||
(2) |
研究主題に迫るための手だて
|
社会・地理歴史・公民科目次