1.研究の趣旨
「豊かな感性を育てる学習指導」のテーマを受け,社会科では,「自分とのかかわりを通して,問題意識を高め,問い続ける社会科学習の指導の在り方」と研究主題を設定した。社会科の学習指導においては,感性を生かしながら社会的事象と出会い,それとのかかわりを深めることによって自分の問題を見つけ,問題を解決していくことが重要であると考えた。
本研究は,2か年継続として行い,昨年度は,県内の小学校,中学校及び高等学校の社会科担当教員及び児童生徒に対して研究主題にかかわる意識・実態調査を行い,社会科学習指導上の問題点を明らかにした。本年度は,明らかにされた諸問題の改善に向けて,「問題意識を高め,問い続ける学習の場の構成」,「児童生徒がかかわり合って学習する場の工夫」などに視点を当て,授業研究を行った。
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