| ねらい | 
     他人を深く観察することによって,人それぞれの個性を認知させる。また,自分で思う自分と他人の見る自分の違いを認識させる。 | 
  
  
    | 時 間 | 
    ロング・ホームルーム(50分) | 
  
  
    | 準 備 | 
    記入用紙 | 
  
  
    | 進め方 | 
    
        
        
          
            | @ | 
            6人程度のグループを作る。 | 
           
          
            | A | 
            記入用紙を配付する。
 | 
           
          
            | B | 
            グループのメンバーの氏名(フルネーム)を記入用紙に記入させる。 | 
           
          
            | C | 
            それぞれの項目ごとにグループのメンバーー人一人についての印象を用紙に記入させる。 | 
           
          
            | D | 
            記入したものをグループ内でお互いに見せ合い,本人は実際どのように考えているか発表し合い,それぞれ用紙に記入させる。 | 
           
          
            | E | 
            2,3名指名し,エクササイズの感想を発表させ,各自に感想文を書かせる。 | 
           
          
            | F | 
            Eと同じことをグループを一周するまで続ける。 | 
           
          
            | G | 
            自分の用紙に書かれた友だちの言葉をじっくり続ませる。 | 
           
          
            | H | 
            2,3名指名し感想を発表させ,各自『ふりかえり』に記入させる。 | 
           
         
         
     | 
  
  
    | 留意事項 | 
    
      
        - 記入用紙の項目ごとに時間を区切って記入させる。時間は各グループの進ちょく状況を観察して全部のグループが終わる頃,合図をする。
 
        - 考え込んでしまうとなかなか書けないので,第一印象で書くように指示する。
 
        - 各項目の内容は用紙に印刷しないで,その都度板書して子どもに示した方が新鮮味があり,またグループの進度が合いスムーズに運ぶ。
 
        - 項目の内容はクラスの実態に応じて工夫する。
 
       
     | 
  
  
  | 子どもの反応 | 
  
     
        - 自分では自分のことを分かっているつもりでも,他人から見た自分はどんなふうか不安があった。だが,みんなの考えを聞いてはっとした。
 
        - 他人が見たのと自分が思う自分とかなり違うことが分かった。
 
        - グループの中の人たちと交流ができてよかった。楽しかった。
 
        - 人は見ていないようで結構見ているんだなと思った。
 
        - 相手のことを知っているつもりでもいざとなると悩んでしまう。
 
        - 友達のことを傷つけるような気がしてこわいなと思った。
 
      
   | 
  | 成 果 | 
  
     
        - 普段他人のことを意識する機会が少なかったが,時間をかけて,他人のことをよく考えていた。
 
        - グループ内でいきいきと活動し,コミュニケーションづくりが円滑に進んだ。
 
        - ほとんどの子どもがまたこのようなことをやりたいと感想に書いていた。
 
       
   |