2 自分のよさを見つける   高校生向け

○学期を振り返って



ねらい  エクササイズを通して子どもたちが○学期の活動を振り返ったり,友だちから自分のよさを指摘してもらったりすることにより,学級の中に受容的・支持的な温かい人間関係や雰囲気を作る。
時 間 ロング・ホームルーム(50分)
準 備 記入用紙 『自分への手紙』
記入用紙 『よいことメッセージ』
進め方
@ 学級全員が目を閉じ,2学期のいろいろな活動で,自分の努力したことやよかったことを思い浮かべさせる。
A 『自分への手紙』を配付し,記入させる。
B 5,6名のグループを作り,各自の書いたことを話し合わせる。
C ここまでの感想を2,3名指名して発表をさせる。
D 『よいことメッセージ』を配付し,自分の名前を書かせる。
E 『よいことメッセージ』を同じ方向に隣の人にまわし,@の欄に記入させる。
F Eと同じことをグループを一周するまで続ける。
G 自分の用紙に書かれた友だちの言葉をじっくり続ませる。
H 2,3名指名し感想を発表させ,各自『ふりかえり』に記入させる。
留意事項
  • 事前に予告をし,子どもたちの気持ちを,互いのよさや長所の発見に向けておく。
  • グループは○学期に一緒に活動したグループがよい。
  • BGMを流し雰囲気を盛り上げるとよい。
子どもの反応
  • 自分で自分を見る目と,他人から自分を見る目は違っていた。
  • けっこう他人が自分のことを見ていてくれたことが分かった。
  • みんなが自分のことをどう思っているかが分かった。
  • クラスの友達のことで,知らないことがたくさんあることが分かった。
  • 他人に認められていたことに感動した。
成 果
  • 学期の締めくくりとして,友達からの温かい言葉は子どもを励まし勇気付けていた。
  • 自分の長所に気付き,肯定的な自己概念を作ることにつながっていった。
  • 友達のよいところに目を向けることで,支持的・受容的な学級の雰囲気を作ることができた。

前のページへ戻る