| ねらい | 
  
 自分の属する集団の中で,どんな形を作り上げるかを相談しながら,仲間と身体的接触を通して1つの作品のイメージを作り上げる。 
 また,他の集団と比べてよりよい評価を得ることを目指して,共同して作品を作り上げる中で,本音でつき合える豊かな人間関係を目指す。
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  | 時 間 | 
  
    
      - 学級活動(45分)(学級で行う場合)
 
      - 全校ゆとりの時間(縦割り班活動の場合)
 
     
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  | 準 備 | 
  なし | 
  | 進め方 | 
  
     
       - 
ウォーミングアップ「ハイ,○○をしてください。」
 
「ハイ」をつけたらその動作をし,つけなかったらその動作をしないというルールで,教師からの合図で行う。 
「ハイ,くつをぬいで下さい。」「くつをはいて下さい。」 
「ハイ,くつをはいて下さい。」と,いうように 
       - 6〜10人のグループを作る。(異年齢集団の場合は,できるだけ低,中,高学年が混ぎるようにする。)
 
       - これから先生が言うものを,みんなで相談しながら協力して作りましょう。(異年
齢集団では,グループで高学年の人を中心によく相談してから作り始めるよう指示する。)(30分)
     
       
         
1つのテーマで,約5分〜7分(上手にできた班を評価する) 
           
             
               | テーマ例 | 
               ・お城 ・応接セット ・ぞう ・テレビ 
                               ・橋 ・滑り台 ・ピラミッド ・飛行機 等 | 
              
            
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        - 振り返り表に記入する。
 
       - 今日の演習について感想を発表させ合う。
 
      
  
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  | 留意事項 | 
  
     
       - ウォーミングアップの組み合わせは,普段あまり一緒に遊ばない人と組むよう指導する。(異年齢集団での活動の際は,同学年の子同士で組まずに,高学年が低学年と積極的に組むよう指示する。)
 
       - 体の接触が多いので,高学年女子には,場面に応じて配慮する。
 
       - 振り返り表の記入と感想発表は,演習のグループで行わせてもよい。
 
       - 先生が,評価してくれるということで,各グループが熱心に取り組むので,途中の協力し合ったり話し合っている様子も含めて,よく観察し,よかった理由も含めて,一つ一つのグループを評価してやるようにするとよい。
 
      
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  | 子どもの反応 | 
  
     
       - 「みんなと工夫して,体を組み合わせて色々な物を作ったので面白かった。」
 
       - 「短い時間で,お城とかを作ったので,緊張した。」
 
       - 「あまり話したことが,ない人がどんな人なのかわかって,話しやすくなった。」
 
      
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  | 成 果 | 
  
     
       - 児童の触れ合いが多いので,話し合いなどの交流ゲーム以上に相互の体感を通しての人間関係を深めることができた。
 
       - 演技的要素もあるので,各グループの中で,一人一人が何らかの役割を果たしながら偶発的な集団でも協力しあう姿が見られた。
 
       - 友達との交流が苦手な子も,楽しい雰囲気の中で,体の接触を通して協力し合うので普段では,とても見られないような明るい表情が見られた。
 
      
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