| ねらい | 
  
 子ども達が,無作為のグループで,できるだけうまく一つの仕事を進めることができるように協力しあう中で,友達関係につながる自然な人間関係作りのきっかけにさせたい。 
 また,無作為に作られたグループのメンバー同士が,他のグループと競争しあうなかで,
協調性を養い,信頼し,助け合うことの大切さに気付かせたい。
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  | 時 間 | 
  
学級活動(45分) 縦割り班活動(45分)
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  | 準 備 | 
  広告用紙 | 
  | 進め方 | 
  
     
       - ウォーミングアップ(10〜15分) (活動例は,次頁を参照)
 
       - 5人グループをつくる。
 
       - [1回目]
 
           
             - 各グループで広告用紙1枚を10片に破り近くのグループと交換する。
 
             - 各グループのメンバーは交換した紙片を1人2片ずつ持つ。
 
             - 初めにだれかが1片を置く。
 
             - 隣り合う紙片を持っている人から横に置いていき,広告用紙を元通りに組み立てる。
 
            
        
       - [2回目]
 
           
             - 各グループは新しい広告用紙を20片に破り近くのグループと交換する。
 
             - 各グループのメンバーは交換した紙片を1人4片ずつ持つ。
 
             - 初めにだれかが1片を置く。
 
             - 早く完成できる方法を話し合う。
 
             - 各自が出番を考えながら紙片を置いていき,広告用紙を元通りに組み立てる。
 
             - 簡単なウォーミングアップのゲームや活動を事前に行っておくとより楽しい雰囲気を演出しやすい。
 
            
        
      
      
  
※ ウォーミングアップの活動例,時間,呼びかけ方
  
(じゃんけんチャンピオンゲーム)(2分)
     
       - 全員が手を挙げて,先生とじゃんけんをし,負けた人はすわっていき,最後に残った人がチャンピオン。
 
      
(目隠し歩き)(5分)
  
    - 2人組をつくる。
 
    - 導く役と導かれる役を決める。
 
    - 導く人は相手に手を差し伸べ,安全に気をつけて部屋の中を歩く。
 
    - 役を交代して行う。
 
   
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  | 留意事項 | 
  
     
       - 一回目は,完成までは声を出さずに行わせる。
 
       - 二回目では,組み立てる途中に相談してもよいことにする。
 
      
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  | 子どもの反応 | 
  
     
       - とても楽しそうに,低学年から高学年までが,一生懸命活動していた。
 
       - 20枚を合わせる方が,むずかしいけどおもしろかったという声が多く聞かれた。
 
      
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  | 成 果 | 
  
     
       - 普段,友達とかかわるのが苦手な児童も積極的に参加していた。
 
       - 縦割り班で行うと,小さい子の分を高学年が,アドバイスしながらやらせている姿が多く見られ,異年齢の交流を深める役割を果たしていることがよくわかった。
 
      
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