ねらい |
ゲームを通して,教室のムードを活気付け,変化を持たせ,クラスの自分以外の者に意識的に関心を向ける。楽しむだけでもプラス。
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時 間 |
エクササイズの回数を重ねたり,学級の雰囲気づくりができた段階 |
準 備 |
児童 椅子 教師 なし |
進め方 |
- はじめに次のことを約束する。
ア |
ゲームが始まったら,終わりまで話をしない。 |
イ |
笑わない。 |
ウ |
手でいたずらをしない。 |
エ |
まじめな気持ちで取り組む。 |
- 6〜8人のグループで椅子に座って円座を組む。(できれば偶数人数がよい)
- 1つのグループの2人を選んでモデルとしてやらせる。
ア |
「両手にさわりなさい」という命令で,一人が椅子に座っている人の前に立ち,座っている人が自分の胸の前に出した掌に,両手の掌を軽くのせる。 |
イ |
手を合わせている時間は30秒。 |
ウ |
手を合わせたら,両者とも目を閉じて,触れている(触れられている)部分から
伝わってくること(暖かさや冷たさなど何でもよい)を感じる。 |
- グループを2つに分け,最初に『座る人』と『立つ人』を決める。
ア |
「両手にさわりなさい」と命令する。 |
イ |
30秒たったら,立っている人が右隣に1つずれて,座っている人全員と同じように行う。 |
- 座っている人全員と終わったら,椅子に座って待つ。
- (ここで座っていた人同士でグループを替えてもよい。)座っていた人が立って次の命令「両肩にふれなさい」を行う。時間や方法は上記と同じように実施する。
- 他の命令として「頭にふれなさい」「ひじにふれなさい」なども考えられる。
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留意事項 |
- ゲームの進め方をはっきりさせる。
- 同じ動作を30秒間続けさせる。
- リズミカルに元気に指示をする。
- 座っている相手に,全て前側からスキンシップを行い,後ろからは行わない。
- グループの半数ずつ入れ替える方法も考えられる。
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子どもの反応 |
- 最初は何をしてよいかわからない児童が多かったが,次第にまじめさが増してきた。
- 何を感じてよいのかわからないと言う児童がみられた。
- 身体的接触をして不思議な気持ちを感じていたようである。
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成 果 |
- 相手のことが少し分かったような気がしてきたという児童が多くみられた。
- お互いのことをじっくりと考える良い機会となった。
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