ねらい |
一方的コミュニケーションと相互コミュニケーションを経験し,正しく伝えることのむずかしさ,正確に聞くことの大切さを体験する。日常生活の中で同じような問題点があることに気付かせる。 |
時 間 |
学級活動(45分) |
準 備 |
児童 筆記用具
教師 図を描いた画用紙,書き取るための用紙 |
進め方 |
- ウォーミングアップ
- 教師が児童の後ろに移動し,図を見ながら言葉で説明し,児童が聞いたとおりに紙に描く。
- どんな図になったか隣同士で比較する。
- 教師がやり方を説明する。
- 質問はできないこと
- 聞こえなかったら手を挙げると,1度だけ言い直しをしてくれる。
- 説明者を決める。説明者は児童の後ろに回り,言葉で図を説明する。
- 他の人はそれを聞いて図を描く。
- 教師が別の方法を説明する。
- 説明者に質問ができる。
- 説明者は前にいて,ジェスチャー入りで説明する。
- 今までの原図を提示し,自分で描いた図と比べる。
- 感想を話し合う。
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留意事項 |
- だれにも見えないように説明者に渡して,どれだけ正確に伝わるか,言葉によるものと,質問を受ける相互的なものとを比較する。
- 説明者は立侯補者がよいが,児童の推薦もおもしろいと思う。
- わからなくなったら,わかった部分だけでよいことを伝えておく。
- 独り言やあきらめの声が多くなると,説明がいい加減になりやすいので,声を出さないで行うことを約束しておく。
- 原図は,学年によって丸や三角,四角などを中心にした簡易なものもよい。
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子どもの反応 |
- 聞いて書くだけだけど,むずかしかった。
- おもしろかったが,言葉だけのときはわからない部分が多かった。
- 言葉だけとジェスチャーを使ったのでは,ずいぶん違ってくる。
- 話す人も楽しそうで自分でもやりたいと思った。
- みんなに伝えるのは,とても難しいことがわかった。
- きちんと話を聞いていないと思った。
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成 果 |
- 6年生に実施したが,とても楽しくできた。
- 表現方法の違いでわかりやすくなることを実感した様子であった。
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