ねらい |
新学期や学年初めに,友達同士,早くなじませるために,気持ちのなごむような音楽の中で,カードに書かれた自己紹介を知り,親密感を持たせたい。 |
時 間 |
学級活動(45分) |
準 備 |
自己紹介カード フィードバック表 |
進め方 |
- はじめに,次のような説明をする。
「新学期で,お互いまだ性格などはもちろん,名前もよくおばえていないようだから,楽しいゲームで自己紹介をやってみましょう。カード(15cm×20cm位)と,安全ピンを配布します。時間を十分あげますから,自己紹介を書いて下さい。終わったら,それを胸に,安全ピンで止めて下さい。」
- 全員のOKを待って,音楽をかけ,それに合わせて,教室内を歩きまわり,すれちがう友達のカードを読む。音楽がとまったら,近くのパートナーを見つけて,カードの自己紹介についてたずねる。
たとえば,「今,行きたい所はどこですか」「それはなぜですか」「好きなテレビ番組は」「いつも見ていますか」など。たずねられた人は答える。あるいは,相手のカードを読み,自分の情報とあわせて対話してもかまわない。たとえば「あなたは,野球を見るのが好きなんですね。僕は,サッカーを見るのが好きです」のように。
- 再び音楽がかかったら.また歩きだし,すれちがうカードを読む。音楽がとまったら先程と別のパートナーを見つけ,同じことを繰り返す。
「5〜6回,これを繰り返しますから,男女にこだわらずに気楽に話し合って下さい」
一通り終わった所で全員の前で誰かに質問する。たとえば,「木村君は何が得意ですか」「新橋さんの性格,特性はどうですか」など。
|
留意事項 |
- 歩きながらでも読めるよう,大きく正確な字をカードに記入する。
- 男女別にならないように配慮する。
- 書いてある内容をちゃかしたり,否定したり,批判したりさせないように事前に注意する。
- ゲームの後,必ず全員の前で,何人かの児童についての情報を確認することも大切である。
- 最後にフィードバック表に書かせる。
|
子どもの反応 |
- 自己紹介のカードを書くのが大変だった。
- いろいろな友達の性格がわかった。
- ふだん話をあまりしない人のことがわかった。
- 自分と同じ趣味の人がたくさんいることがわかって楽しかった。
- 親しい友達でも知らないことがあった。
- 男女関係なく,わいわいがやがやして,楽しかった。
- わくわくして,おもしろかった。
- 10回勝負なので何がなんだか分からなくなってしまって,夢中になってしまった。
- 友達がふえたような気がした。
|
成 果 |
- 学年始め等に行うときわめて有効である。
- 自己紹介をカードに書かせることは,手元に残るので,改めて自分自身のことを考えるいい機会になった。
- 終了後,和やかな雰囲気になり,いい顔をしている子が多かった。
|