(1) |
コンピュータとはRS−232Cケーブルで接続し,転送速度9600bpsでデータのやり取りを行う。 |
(2) |
電源には通常6VのACアダプタを用いる(6Vの蓄電池も利用可能)。 |
(3) |
実験計測器の構成及び外観は図1,写真1のとおりである。
図1 実験計測器の構成
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(4) |
各部の仕様を次に示す。
名 称 |
数量 |
仕 様 |
ワンボードマイコン UEC-Z07 |
1 |
TMPZ84C015AF-6内臓 |
A/Dコンバータ ADC0809 |
2 |
8ビット,2チャンネル入力,変換時間100μs |
D/Aコンバータ DAC-UP8BC |
1 |
8ビット,変換時間2μs |
タイマ 8253C-5 |
2 |
プログラマブルインタバルタイマ 時間間隔1μs |
入出力インタフェース |
1 |
プログラマブルペリフェラルインタフェース |
コネクタ RS-232C用 フラットケーブル用 |
1 1 |
Dサブ25ピン 30ピン |
電源 |
1 |
ACアダプタ(6V,1200mA) |
外形寸法 |
- |
150mm(縦)×160mm(横)×20mm(高さ) |
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(5) |
A/Dコンバータは0〜5Vと−5〜+5V及び直接入力と500倍増幅入力をスイッチで選択できる。 |
写真1 実験計測器の外観 |
(6) |
D/Aコンバータは直接出力とローパスフィルタを通したアンプ出力をスイッチで選択できる。 |
(7) |
タイマは2μsまでの計時が可能である。 |
(8) |
計測制御は約13キロバイトのROM化されたプログラムをワンボードマイコン(UEC−Z07)で実行し,コンピュータからRS-232Cに簡単なコードを送出することで実験計測の制御を行う。 |
(9) |
各制御コードとその働きは次のとおりである。
a |
入力チャンネル1での1個のデータのA/D変換 |
b |
入力チャンネル2での1個のデータのA/D変換 |
c |
入力チャンネル1での100個のデータのA/D変換 |
g |
入力チャンネル1での1024個のデータのA/D変換(100μs間隔) |
d |
1個のデータのD/A変換 |
h |
最大10000個のデータのD/A変換(100μs間隔) |
i |
データ送信要求 |
r |
D/A変換の繰り返し要求 |
z |
D/A変換値を0Vにして出力 |
p |
タイマ1,2のパルス幅を設定 |
f |
タイマ1,2のカウンタにFFFFHを設定 |
t |
ゲート1のゲート時間を取得 |
s |
ゲート2のゲート時間を取得 |
u |
ポートAへのデータ送出 |
v |
ポートBへのデータ送出 |
w |
ポートBへのデータ送出 |
x |
ポートCからのデータ入力 |
y |
コンピュータヘのワンショットデータの送信要求 |
e |
実験計測器からコンピュータへの送信データ終了信号 |
> |
すべてのポートを出力モードとする |
< |
ポートCのみを入力モードとする |
|
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(10) |
「ONE SHOT」スイッチを押すことにより,時間間隔100μsで1024個のデータ9セットをRAM(バッテリバックアップされている)に格納できる。この機能を使うと,野外で6V鉛蓄電池などに接続するだけで,コンピュータにつながずにデータサンプリングがでさる。データ数が9セットを越えると,以前に取り込まれたデータに上書きする。これらのデータは,野外から帰ってコンピュータに接続することで呼び出せる。 |