4.研究主題に迫るための手だて

 実態調査の結果を踏まえ,次の(1)〜(5)のような手だてを講じて研究を進めた。
(1)  自ら課題づくりができるよう,事象提示の仕方や多様な問いが引き出せるような指導方法の工夫,興味・関心のもてるような教材・教具の工夫をする。
(2)  自ら学習計画を立て,解決活動ができるよう,自由な発想が展開できる場の設定,測定条件などを簡単に変えられる実験装置の開発,班独自の実験項目・実験条件・実験方法等を考えさせる場の設定をする。
(3)  自ら観察,実験の結果について考察し,まとめの活動ができるよう,レポートやワークシートなどの工夫,コンピュータなどによるデータ処理,自由に発表ができるような学習形態や発表方法の工夫をする。
(4)  自ら論理的に考え判断する力を高められるよう,結果を理解しやすい形にして自分の考えを導きだせるようなレポートやワークシートなどの工夫,他の結果や考え方と比較検討できるような場面設定の工夫をする。
(5)  自らの学習を振り返り,自己評価ができるよう,学習記録の記入,予想と結果とを比較検討する場面及び相互評価の場面の設定をする。

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