研究を終えて

 新しい学習指導要領には,21世紀を展望し,「各学校において,児童生徒に生きる力をはぐくむことを目指し,創意工夫を生かし特色ある教育活動を展開する中で,自ら学び自ら考える力の育成を図るとともに基礎的・基本的な内容の確実な定着を図り,個性を生かす教育の充実に努めなければならない。」と示されています。
 こうした教育改革の中で,今回の研究では,学習者である児童生徒の立場に立って,児童生徒に自ら学び自ら考える力を育成する学習指導の在り方を目指して研究を進めてきました。
 教科教育課においては,本年度は,国語,算数・数学,生活,図画工作・美術,農業・工業・商業の各教科で「自ら学び,自ら考える力を育てる学習指導」について,実態調査や授業研究を通して実践的な研究を進めました。その結果,児童生徒が主体的に判断し,よりよく問題を解決する力などの「生きる力」を身に付けるための学習指導の方法について一応の成果を示すことができました。
 今回の成果をもとに,今後さらによりよい学びを創造するための学習指導の充実を図り,一人一人の個性を生かして能力を十分に伸ばす教育の推進に取り組んでいきたいと考えています。


研究報告書第40号
教科に関する研究
自ら学び,自ら考える力を育てる学習指導
平成12年度
 
  平成13年3月発行
発行 茨城県教育研修センター
編集 茨城県教育研修センター 教科教育課
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