は じ め に

 高等学校学習指導要領において,「急速な技術革新や産業構造等の変化に対応し,また応用性のある知識や技術を着実に身に付けそれを将来活用することのできる能力を育てる観点から,実験・実習等の実際的,体験的な学習の充実を図るとともに,問題解決能力や創造性を育成するための課題解決型学習を一層重視する」ことが示されている。
 高等学校の職業教育に関する各教科において,課題解決型学習が主となった「課題研究」が設けられた。この科目は,生徒の自発的・主体的な学習を中心に教師の適切な助言・指導によって,自主的,継続的に学習する姿勢と探求的,創造的な態度と能力等を養うことをねらっている。
 この創造的な態度と能力等を育てるには,教師は学習内容について精選し,生徒が基礎的・基本的な知識や技能を確実に習得できるようにするとともに,生徒の自由な思考や行動を尊重することが大切であると思われる。また,教師自身も創造性が豊かであったり,生徒の創造性を発見する確かな目をもつことが重要であろう。
 そこで,教師自身も発想の転換を図り,柔軟な指導計画のもと,創造力豊かな生徒の育成を図るための学習指導の在り方を究明するため本研究に取り組んだ。


農業・工業・商業目次に戻る