2.教科別研究主題に関する基本的な考え方

 創造性とは,児童生徒が自らの課題を解決するにあたり,主体性をもって,児童生徒自身にとって新しい価値あるものを創り出すことであり,創り出そうとする能力・態度のことである。
 理科の観察,実験の中で児童生徒が創造的に取り組むとは,問題の把握,仮説の設定,問題解決方法の検討,観察,実験の実施,結果に対する考察とまとめなどの一連の学習活動の過程で,児童生徒が自らの問いや願いをもち,自らの考えを深めたり広げたりして,自らの発想を生かしながら表現力を発揮できる学習を展開していくことである。このような取り組みは,児童生徒が主体的に問題解決活動を行うなかで,教師による意図的,計画的な授業の構想と学習過程への支援があってはじめて可能となるものである。
 そのために,つぎの(1)〜(6)のような手だての有効性を検証する。
(1)  授業の導入で,児童生徒が多様な気付きが得られるよう,事象提示や問題場面を工夫する。
(2)  問題把握,問題解決の方法の検討及びまとめなどで,児童生徒の自由な発想を生かし,考えを深めたり広げたりできるよう,資料提示,観察・実験の方法を工夫する。
(3)  問題解決で,児童生徒が見いだした学習問題や解決方法に応じて,主体的に追究できるよう,観察・実験の複線化などの学習方法,グループ編成などの学習形態を工夫する。
(4)  児童生徒の創意や工夫が生かせるような教材・教具及び観察・実験の方法を開発する。
(5)  結果に対する比較検討で,児童生徒にとって新しい価値あるものを創り出すことができるよう,話合い活動や発表会を工夫する。
(6)  評価の場面で,学習活動の中で創り出す喜びが見いだせるよう,評価の方法を工夫する。

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