4 本音で付き合える集団を育てる   高校生向け

価値の序列


ねらい  ある事柄について複数の選択肢があるとき,どれを選ぶか考えさせる。その結果と理由を説明することにより,自分の態度を明らかにさせる。また,他人の価値観を知り,お互いにその結果を十分に尊重させる。
時 間 ロング・ホームルーム(50分)
準 備 記入用紙
進め方
@ 記入用紙を配付する。
A 記入用紙の1の項目に記入させる。
B 6人程度のグループを作る。
C グループのメンバーの氏名を記入させる。
D それぞれの順序を発表し合い,記入用紙に記入させる。
E ルールに従ってグループ内の価値の序列を決定させる。
F グループ毎に代表がEの結果発表する。
G 2〜3名指名し,エクササイズの感想を発表させる。
H 各自に感想文を書かせる。
留意事項
  • 多数意見がグループの決定にならないよう注意する。
  • 小数意見を尊重するよう促す。
  • Fでグループの発表者は各グループで決めさせる。
  • クラスの実態に応じて選択の項目の量を調整するとよい。
子どもの反応
  • 正解やハズレがないのでばんばん自分の意見が言える。
  • 人によって価値観はみんな違っていた。
  • 個人個人の意見を聞くと自分の中で新しい発見があったり,納得することもありためになった。
  • あくまでグループなのでみんなの意見は本音とは限らない。
成 果
  • コミュニケーションづくりの手段として効果があった。
  • グループ内ではみんな気軽に意見を述べることができた。
  • 「結婚にとって大切なもの」以外にも応用ができることがわかった。

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