第6章 特殊教育諸学校

 特殊教育諸学校のアンケート回答は,盲学校,聾学校が1校ずつ,精神薄弱養護学校が3校である。

  1. 利用状況
  (1) WWW機能
    教科領域・利用学年・単元
表6−1はWWW機能を使っている具体的事例である。
表6−1
教科領域 学年 単  元 利  用 U R L
社会生活 高3 修学旅行の事前学習 修学旅行の東京デイズニーランドのホームページを見て,班別行動の計画を立てる。 http://www.tokyodisneyland.co.jp/(東京ディズニーランド)
数学   興味あるページを見る。 http://kidsnet.jeims.co.jp/ishikawa/ken-rou/(佐賀県教育センター)
理科 中1 校庭の植物 他の地域の自然環境を調べる。学校内の植物を調べる。 http://www.marco.ne.jp/user/kirikisi/
中3 全般 環境について調べる。 http://pine.fukuyama.hiroshima-u.ac.jp/sanseiu/(酸性雨調査)
英語 外国事情 外国の聾学校について調べる。 http://www.gallaudet.edu/(Gallaudet University)
http://biomed.nus.sg/DF/SSD/ssd.html
工業 システム応用 情報検索の方法を学ぶ。 http://isserv.tas.ntt.jp/chisho/titan.html
商業 流通経済 ホームページの作成方法を調ベる。 http://www.threeweb.ad.jp/~snafkin/make.html
養護訓練 中1 養護訓練,言語 ネットサーフィン http://www.infoseek.co.jp/(インフォシーク)
  養護訓練 情報検索の方法を学ぶ。 http://www.infoseek.co.jp/(インフォシーク)
特別活動 高二 交流 工業高校との情報交換を通して意見交流 http://www.kth.ed.jp/(石川県立小松工業高等学校)
中高   ホームページの作成方法を調ベる。 http://www.threeweb.ad.jp/~snafkin/make.html
  Yahoo
検索
  http://www.jp.msn.com/home.htm(長崎市)

     考察
中学部・高等部を中心に調べ学習に利用しているのが多くなっている。生活単元学習で校外に出かけるなどの事前学習(情報収集)に有効に活用できると思われる。また,他校(外国を含む)の情報を入手して自分たちの生活を振り返ったり,交流を探めていくことに利用できるであろう。
  (2) 電子メール
    利用場面
表6−4は電子メールを使っている具体的事例である。
表6−4
教科領域 学年 単  元 利  用 相  手
数学 中2   旧職員との連絡,ネット上で知り合った人との情報交換,行事の案内,共同研究の工業高校との情報交換 旧職員,一般の人,各学校,施設,工業高校の教員
工業 システム応用 メーリングリスト 奈良県の高校
社会
生活
中高 文通しよう 他の養護学校や小中学校との学校間の交流 メディアキッズの参加校
特別活動 中高   チャレンジキッズ(絵を措いて,それについてコメントをいただく) 全国の障害児学校,外部
(一般人とのメール交換)
課外活動   授業時間以外に利用している(放課後など)

    生徒一人あたりが利用する電子メール送受信の回数
表6−5にその回数を示す。1〜2通の学校が多い。
表6−5
メール数 学校数
1〜2通 4
3〜5通 1
5〜10通 1
10〜20通 0
20通以上 0
     考察
 WWW機能ほど電子メール機能は,授業に利用されていない。学校間でも利用されているが,授業時間以外にも利用している。
  (3) CU-SeeMe機能
実践例の記載例なし。
  (4) その他(WWW,メール,テレビ会議以外)のインターネット機能について
実践例の記載例なし。

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