(1) | WWWの利用状況 | |
ア | 教科別利用件数 |
イ | 教科別利用状況 表5−1は高等学校におけるWWWの利用例である。 |
教科領域 | 学年 | 科目・単元 | 利 用 | U R L |
国語 | 3 | 現代文 | 授業の内容に関する教材をHPから得る | |
地歴 | 1 | 地理 | 海外旅行関連の調査 | |
情報化の推進,地図の活用 | インターネットの概要を知るとともに,国土地理院のHPにアクセスし種々の地図を閲覧する | http://www.gsi-mc.go.jp/(国土地理院) | ||
3 | 第2次世界大戦 | 第2次世界大戦を考える | 「広島市のページ」に接続し原爆に関する資料の閲覧,検索を行う | |
23 | 世界史 | 世界各地の情報を検索しそれを教材に利用 | ||
公民 | 3 | 政治 | 沖縄 | http://www.pref.okinawa.jp/index-j.html(沖縄県庁) |
経済 | 国際経済関連のHPを訪れ,興味・関心を高める | |||
理科 | 2 | 課題研究 | 課題研究をブラウザ上で発表する 博物館を調べさせる |
http://www.ice.or.jp/~Sirasato/(千葉県立白里高校) |
地学,地震とその災害 | 地震関係のHPを訪れることにより。興味・関心を高める | |||
23 | 物理 | 最新の自然現象に関するデータを検索し,授業用の教材を作成 | http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/index-j.html(東京大学地震研究所) | |
科学 | 様々な現象に関するデータを検索し,授業用の教材を作成 | http://www.hosen.ed.pref.okayama.jp/rika/(岡山県立岡山芳泉高等学校) | ||
保健体育 | 12 | 保健に関連する情報を検索し,発表用の資料作成に利用 | ||
英語 | 1 | 会話(作文) | 生の英語を調べ学習する | http://colfax.puhsd.k12.ca.us/(Placer Union High School District) |
2 | Key to the world | クラスをグループ分けし,それぞれの担当国を決め,日本との共通点,相違点を調べ,ホームページを作成して発表 | ブラジル,マレーシア,南アフリカ,インドネシアなど英語を母国語としない11カ国 | |
リーディング | CNNニュースを読む | http://www.cnn.com/(CNN.com) | ||
リーディング教材検索 | エンジン:http://www.cnn.com/(CNN.com) | |||
ライティング | 郷土(岡山)に関する自由英作文と授業の様子をWWWで情報発信 | http://www.hosen.ed.pref.okayama.jp/s-africa/hello.html(岡山県立岡山芳泉高等学校) | ||
文通相手を探す | http://www.stolaf.edu/(St. Olaf College) | |||
外国紹介 | 本校姉妹校のHPを参照し,学校の特色等を調べる | http://www.mindspring.com/~shawshas/ | ||
3 | HPを作る | HPの作り方を調べる,香港の案内を調べる |
http://www.educ.hiroshima-u.ac.jp/~sfukada/100school/(やさしいHTML講座) http://www.hk.super.net/(Pacific Surf Hong Kong) |
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ホームレス | http://www.geocities.com/Heartland/8677/(mizmez's WebRings Page) | |||
時事問題 | http://www.cnn.com/(CNN.com) | |||
自己表現 | http://www.voicenet.com/~sagg/ | |||
キング牧師 | http://www.stanford.edu/group/King/ (the Martin Luther King, Jr. Papers Project at Stanford University) |
|||
12 | newsの発表等 | カナダバンクーバー | ||
123 | 授業の内容に関する教材をHPから得る | |||
家庭 | 2 | 生活情報を調べる | ||
23 | 授業の内容に関する教材をHPから得る | |||
工業 | 1 | 工業基礎 | パソコン学習 | |
3 | 課題研究 | 情報の活用法を検討する。サーチエンジンなど | http://www.goo.ne.jp/(goo) | |
インターネット活用 | ||||
海外校との環境問題,研究発表・HyperNewsによる情報交換など,学校HPの作成,HPの作成 | http://www.att.virtualclassroom.org/VC99_J/index.html(AT&T バーチャルクラスルーム) http://www4.justnet.ne.jp/~ogata-hs/(大分県立緒方工業高等学校) |
|||
商業 | 2 | HPを作る | HPの作り方を調べる,香港の案内を調べる |
http://www.educ.hiroshima-u.ac.jp/~sfukada/100school/(やさしいHTML講座) http://www.hk.super.net/(Pacific Surf Hong Kong) |
3 | 課題研究 | ホームページ作成 | 他校や大学等のホームページを検索し自己ホームページ作成の参考学校のホームページに登録する。 | |
情報処理科3年生ひとりひとりが自分の伝えたい思いや調査研究の結果を載せたホームページを作成 | ||||
経営管理情報の分析と活用 | 企業の販売データや会計データの検索 | |||
海外経済事情 | 日本の海外進出企業,各国の状況,各国の出来事 |
http://www.yahoo.com/(Yahoo!) http://www.webcrawler.com/(WebCrawler) |
||
その他 | 23 | 課題研究 | ホームページ作成のために各自が自由にアクセスしその表現方法等を調べる | |
情報収集,発信 | ||||
文書作成,ネットワーク,HTHL作成 | ||||
インターネット体験をする | ||||
ネットサーフィン,ホームページ作成,海外姉妹校とのメール交換 | http://www.takatori-hs.takatori.nara.jp/(奈良県立高取高等学校) | |||
123 | ホームページの検索,課題研究 | |||
部活 | クラブ | 情報検索,サーフィン | http://www.yahoo.co.jp/(yahoo! JAPAN) |
ウ | 学年別利用件数 WWWの学年別の利用件数を,集計したのが図5−2である。 |
エ | 考察 教科別の利用状況を見ると,英語,工業,商業が多い。英語の授業におけるインターネットは国際化時代にあった教材である。具体的な用例はCNNニュースを読む。柿妹校のホームページを見る。生の英語を見ながら調べる。コンピュータの向こうはまさに外国である。 次に,工業では課題研究等で海外との情報交換にカを入れ,商業では海外経済事情や経営管理情報を引き出すなどの例が見られた。 |
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(2) | メールの利用状況 | |
ア | 教科別利用件数 図5−3は,高等学校の授業で電子メールを利用している学校数である。 |
イ | 教科別利用状況 電子メールを教科での利用例を示したのが表5−2である。 |
教科 | 学年 | 科目・単元 | 利 用 | 相 手 |
英語 | 1 | 実践英語 | Eメール交換 | アメリカの高校生 |
ドイツの学校と計画中 | ||||
Key to the world | クラスをグループ分けし,それぞれの担当国を決め,日本との共通点,相違点をインターネット上で検索し質問や意見を送信する | |||
海外の高校とのe=mailによる情報交換 | ハワイの高校生。姉妹校(アラスカ)の高校生 | |||
ライティング | 電子メール交換 | ハワイの高校生 | ||
日本語を学ぶ | 自己紹介,日本文化の紹介,外国の音校生についての質問 | ニュージーランド,オーストラリア,アメリカの高校生 | ||
海外との電子メールを用いた文通 | アメリカシルバークリークハイスクール | |||
3 | 校外への情報発信 | |||
23 | 英語表現 | 共通のトピックでの意見交換 | ハワイ,カナダ,オーストラリア,ベラルーシュ | |
外国語 | 文通 | コラボレーション・プロジェクトスクール | ||
123 | writing | 海外との文通 | 英語圏の高校生 | |
家庭 | 2 | 電子メールの体験(校内LAN活用) 課題研究のテーマであるHP作成のための情報の交換(各種団体(出版社など)) 交換(姉妹校,ホームステイのホストファミリー) 他生徒や先生との情報交換(生徒・先生) |
校外への情報発信 | |
工業 | 課題研究 | 他の学校とメールの交換をし,メールの利用の仕方を理解するとともに,交流を図る(洛陽高等学校) 環境問題研究上の連絡(アメリカ,ベルギーの高等学校及び国内の学校) |
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商業 | 123 | 情報処理 | 実習問題の出題 | 教員から生徒へ |
23 | 姉妹校交流,他地域との情報交換 | オーストラリア,メーリングリストを利用 | ||
3 | ネットワーク実習 | 自己紹介から国際理解まで幅広く | イギリスのブライス・ジェックス校 | |
外国人との交流,他の学校との模擬商取引 | 県内の商業高校 | |||
水産 | 3 | 文章作成,英文作成,文章作成,WWWの作成,電子メールの作成 | 県内の高等学校,海外の高等学校 | |
特活 | 2 | 海外研修旅行のための準備 | HDスタッフォード高校カナダ | |
修学旅行の事前学習 | 沖縄の人々に生の声,意見を聞く relci02@minato-hs.okinawa.okinawa.jp |
|||
3 | ハワイの姉妹校との交流 | ハワイ・マッキンレー高校 | ||
123 | クラブ | 文章作成,英文作成,電子メールの作成 | 県外の高等学校,海外の高等学校 |
ウ | 学年別利用件数 電子メールの学年別利用件数を示したのが図5−4である |
エ | 電子メールの送受信数 図5−5は高等学校の生徒の1週間あたりの最大メールの送受信数である。 |
オ | 考察 電子メールの利用は,やはり英語がもっとも多い。アメリカ,ニュージーランド,オーストラリア等の高校生と電子メールを通じて意見を交換しており,国際交流が盛んである。 電子メールは教科により利用しやすい教科と利用しにくい教科があることがわかる。 また,学年を追うごとに利用頼度は増えている。メールの送受信件数は1週間に1〜2通がもっとも多く,まだ十分にメールを活用してはいない。しかし,メールの利用頻度はインターネットの普及にともない,急速に増えるであろう。 |
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(3) | CU-SeeMe機能の利用状況 | |
ア | 具体的事例 CU−SeeMe機能の具体的事例を示したのが表5−3である。 |
教科等 | 学年 | 単 元 | 利用場面 | 相手 |
英語 | 2 | 外国紹介 | 自己紹介,環境問題等 | アメリカ等 |
情報通信 | 2 | 学校間交流 | 他校と一つのテーマを話し合う。フェニックスを使用。 | 北海道の高校 |
課外活動 | 3 | ディベート | 東北の中高その他4校 | |
123 | 総理と語る,ビルゲイツと語る | 興味のある生徒が参加 | 全国のこねっとプラン参加校 |
イ | 考察 現在,あまり利用されていないようであるが,今後,回線速度が遅い,活動時間の確保が難しい,相手を見つけるのが難しい等の課題が解決すれば,利用されていくであろう。 |
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