(1) | WWW機能 | |
ア | 授業での効果 WWW機能の授業での効果は,表3−4,図3−6の通りである。 表中の「授業前のみ」は「授業前に効果を期待したが授業では効果が認められなかった項目」である。また「授業後のみ」は「授業前には効果を期待しなかったが,授業で効果が認められた項目」である。また「両方」は「授業前に効果を期待し,授業でも効果が認められた項目」である。図3−6中の項目1〜15は表3−4中の項目である。 |
項 目 | 授業前 | 授業後 | 両方 | |
1 | 興味・関心及び学習意欲の高揚 | 10 | 4 | 89 |
2 | 自主的に課題を解決する能力や態度の育成 | 26 | 3 | 48 |
3 | 文章等の表現能力の向上 | 7 | 6 | 5 |
4 | 思考力や想像力の伸長 | 12 | 1 | 15 |
5 | 児童生徒同士の情報交換などによる交流 | 11 | 7 | 31 |
6 | 他地域や海外等の交流による地域の特性の理解 | 14 | 8 | 33 |
7 | 生きた外国語や異文化の理解 | 5 | 2 | 5 |
8 | HP等の創作意欲の高揚 | 7 | 4 | 22 |
9 | コンピュータの基本的な操作能力の習得 | 5 | 8 | 24 |
10 | 情報の判断,選択,整理,処理能力の育成 | 23 | 3 | 37 |
11 | 情報の創造,伝達能力の育成 | 9 | 4 | 17 |
12 | 情報化社会の特質,情報化の社会や人間に対する影響の理解 | 3 | 2 | 3 |
13 | 情報の重要性の認識,情報に対する責任感 | 4 | 2 | 8 |
14 | 著作権等の情報モラルに対する理解 | 4 | 2 | 10 |
15 | その他 | 0 | 0 | 0 |
イ | 考察 電子メール機能の授業での効果で,授業前に効果を期待し,投業後に効果が認められている。項目は,「興味・関心及び学習意欲の高揚」,「自主的に課題を解決する鰭カや態度の育成」,「児童生徒同士の情報交換などによる交流」,「他地域や海外との交流による地域の特性の理解」,「コンピュータの基本的な操作鰹カの取得」がある。これは,電子メールで情報交換をすることにより,十分得られる効果である。しかし,「文章の表現能力の向上」,「思考力や想像力の伸長」は授業前には期待したが,授業後では効果があまり認められなかったようである。 |
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(2) | 電子メール機能 | |
ア | 授業での効果 電子メール機能の授業での効果は,表3−5,図3−7の通りである。 表中の「授業前のみ」は「授業前に効果を期待したが授業では効果が認められなかった項目」である。また「授業後のみ」は「授業前には効果を期待しなかったが,授業で効果が認められた項目」である。また「両方」は「授業前に効果を期待し,授業でも効果が認められた項目」である。図3−7中の項目1〜15は表3−5中の項目である。 |
項 目 | 授業前 | 授業後 | 両方 | |
1 | 興味・関心及び学習意欲の高揚 | 5 | 2 | 41 |
2 | 自主的に課題を解決する能力や態度の育成 | 7 | 2 | 21 |
3 | 文章等の表現能力の向上 | 11 | 8 | 10 |
4 | 思考力や想像力の伸長 | 9 | 1 | 3 |
5 | 児童生徒同士の情報交換などによる交流 | 10 | 4 | 28 |
6 | 他地域や海外等の交流による地域の特性の理解 | 14 | 1 | 9 |
7 | 生きた外国語や異文化の理解 | 4 | 2 | 8 |
8 | コンピュータの基本的な操作能力の習得 | 4 | 2 | 8 |
9 | 情報の判断,選択,整理,処理能力の育成 | 3 | 1 | 6 |
10 | 情報の創造,伝達能力の育成 | 7 | 3 | 8 |
11 | 情報化社会の特質,情報化の社会や人間に対する影響の理解 | 3 | 2 | 2 |
12 | 情報の重要性の認識,情報に対する責任感 | 3 | 2 | 4 |
13 | 著作権等の情報モラルに対する理解 | 3 | 0 | 2 |
14 | その他 | 0 | 0 | 1 |
イ | 考察 電子メール機能の授業での効果で,授業前に効果を期待し,投業後に効果が認められている項目は,「興味・関心及び学習意欲の高揚」,「自主的に課題を解決する鰭カや態度の育成」,「児童生徒同士の情報交換などによる交流」,「他地域や海外との交流による地域の特性の理解」,「コンピュータの基本的な操作鰹カの取得」がある。これは,電子メールで情報交換をすることにより,十分得られる効果である。しかし,「文章の表現能力の向上」,「思考力や想像力の伸長」は授業前には期待したが,授業後では効果があまり認められなかったようである。 |
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(3) | CU-SeeMee機能 | |
ア | 授業での効果 CUーSeeMe機能の授業での効果は,表3−6,図3−8の通りである。図3−8中の項目1〜15 は表3−6中の項目である。 |
項 目 | 授業前 | 授業後 | 両方 | |
1 | 興味・関心及び学習意欲の高揚 | 0 | 1 | 20 |
2 | 自主的に課題を解決する能力や態度の育成 | 0 | 0 | 7 |
3 | 文章等の表現能力の向上 | 2 | 2 | 1 |
4 | 思考力や想像力の伸長 | 2 | 1 | 2 |
5 | 児童生徒同士の情報交換などによる交流 | 1 | 0 | 17 |
6 | 他地域や海外等の交流による地域の特性の理解 | 1 | 1 | 10 |
7 | 生きた外国語や異文化の理解 | 1 | 0 | 1 |
8 | コンピュータの基本的な操作能力の習得 | 0 | 0 | 1 |
9 | 情報の判断,選択,整理,処理能力の育成 | 1 | 1 | 4 |
10 | 情報の創造,伝達能力の育成 | 0 | 3 | 6 |
11 | 情報化社会の特質,情報化の社会や人間に対する影響の理解 | 1 | 1 | 0 |
12 | 情報の重要性の認識,情報に対する責任感 | 1 | 2 | 2 |
13 | 著作権等の情報モラルに対する理解 | 0 | 0 | 0 |
14 | その他 | 0 | 0 | 0 |
イ | 考察 CU−SeeMe機能の授業での効果で,授業前に効果を期待し,授業後に効果が認められている項目に「興味・関心及び学習意欲の高揚」,「児童生徒同士の情報交換などによる交流」,「他地域や海外との交流による地域の特性の理解」がある。これは電子メール同様,情報交換をすることにより十分得られる効果である。 |
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(4) | その他のインターネットの機能(メーリングリスト,FTP,NetCam,インターネット電話等) | ||
ア | 授業での効果,考察 | ||
(ア) | マルチメディア会議システム 国語の「方言と共通語」の単元における,お互いの方言をリアルタイムに伝え合うための利用は,方言を生の音声で聞きその意味を知ることができると考え実施し,その結果,期待通り生の音声に触れることができ,さらに,児童同士の気持ちの交流へと発展できている。 また,理科,社会における学習内容の交流や,学校外の方の講演や質問の利用は,学習内容の発表を目的として利用され,効果も出ていた。 |
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(イ) | FTPによるデータやプログラムのファイル送受信 気象データの公開の利用が1校あった。効果は不明である。 |
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(5) | 効果面での考察 WWW機能,電子メール横能,CU−SeeMe機能を総合的に見て「興味・関心及び学習意欲の高揚」,「自主的に課題を解決する能力や態度の育成」,「児童生徒同士の情報交換などによる交流」,「他地域や海外との交流による地域の特性の理解」,「コンピュータの基本的な操作能力の取得」,「情報の判断,選択,整理,処理能力の育成」で効果が現れている。特に,各教科で調べ学習や問題解決活動に,一つの情報源として児童自らが活用できるようになれば,情報活用能力の育成も図られ,大変有効であると考える。 |
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