1. 主に利用しているインターネットの機能
    授業で主に利用しているインターネットの機能について,校種別に集計したのが表2−9である。

    表2−9        (数値は回答数を表す)
    主に利用している機能
    WWWによる情報の発信や情報の収集 122 50 36 7 215
    電子メールによる情報のやり取り 107 44 35 7 193
    CU−SeeMe等によるテレビ会議システム 34 8 4 1 47
    メーリングリストによる情報のやり取り 30 12 14 3 59
    ニュースグループによる情報のやり取り 3 2 5 1 11
    FTPによるデータやプログラムファイル送受信 38 11 13 3 65
    Telenetによるコンピュータ遠隔操作 4 1 2 1 8
    WAIS(ウェイズ)によるデータベース検索 0 0 0 0 0
    Gopherによるデータベース検索 0 1 0 0 1
    NetCamによるリアルタイムビデオ映像 0 1 1 0 2
    バーチャルリアリティによるロボット等の操作 0 0 0 0 0
    チャットによる会話 2 3 2 1 8
    インターネット電話による会話 3 0 0 1 4
    その他(具体的に) 5 1 1 1 8
    合  計 348 134 113 26 621

     WWW機能は,ほとんどの学校で利用されている。次いで,電子メールの利用が多く,情報のやり取りに有効に活用されていると言える。FTPによるデータやプログラムのやり取りでは,主にホームページを登録する際に利用されていると考えられる。
  2. 教科・領域で利用しているインターネットの機能
    (1) 小学校
    小学校の授業で利用しているインターネットの機能について,教科ごとにまとめたのが表2−10である。
    表2−10        (数値は学校数を表す)
    教科・領域 WWW検索 WWW発信 電子メール CU-SeeMe メーリングリスト その他 合計
    国語 52 25 31 2 2 2 114
    社会 99 40 31 14 4 5 193
    算数 8 1 0 0 0 0 9
    理科 74 25 25 8 3 2 137
    生活 17 16 9 3 0 1 46
    音楽 11 3 2 2 0 0 18
    図工 14 15 6 3 1 0 39
    家庭 12 5 3 0 0 0 20
    体育 8 6 3 0 0 0 17
    道徳 6 4 2 1 0 1 14
    特別活動 51 51 39 10 0 2 39
    その他 12 8 9 5 4 1 39
    合 計 364 199 160 48 14 14 799

       社会と理科での利用が多い。これは,ホームページの内容がこれらの教科で利用し やすいためと考えられる。小学校で情報を発信する場合には,身の周りの地域の情報を発信している場合が多い。
    (2) 中学校
    中学校の授業で利用しているインターネットの横能について,教科ごとにまとめたのが表2−11である。
    表2−11        (数値は回答数を表す)
    教科・領域 WWW検索 WWW発信 電子メール CU-SeeMe メーリングリスト その他 合計
    国語 6 3 2 1 0 0 12
    社会 22 7 8 1 0 0 38
    数学 9 5 5 1 3 0 23
    理科 18 6 4 1 0 0 29
    音楽 3 2 1 1 0 0 7
    美術 8 6 1 0 0 0 15
    保健体育 4 1 1 0 0 0 6
    技術・家庭 18 16 11 0 1 1 47
    外国語 11 7 14 1 1 1 35
    道徳 3 1 1 0 0 0 5
    特別活動 14 10 27 1 1 0 53
    その他 6 5 5 0 0 1 17
    合 計 122 69 180 7 6 3 287

       教科では,情報基礎の領域があるため技術・家庭科での利用が多い。特別活 動では,コンピュータクラブや生徒会活動での利用が目立った。
    (3) 高等学校
    高等学校の授業で利用しているインターネットの横能について,教科ごとにまとめたのが表2−12である。
    表2−12        (数値は回答数を表す)
    教科・領域 WWW検索 WWW発信 電子メール CU-SeeMe メーリングリスト その他 合計
    国語 1 0 2 1 0 0 4
    地理歴史 6 0 1 0 0 0 7
    公民 3 0 0 0 0 0 3
    数学 2 1 1 0 0 0 4
    理科 5 2 0 0 0 0 4
    美術 1 1 0 0 0 0 2
    家庭 2 0 0 0 0 1 3
    保健体育 1 0 0 0 0 0 1
    外国語 14 9 13 1 2 0 39
    工業 11 8 7 0 2 0 28
    商業 14 10 9 0 2 1 36
    特別活動 8 9 8 0 2 0 27
    その他 10 11 10 0 0 1 32
    合 計 78 51 51 2 8 3 193

       商業や工業などの専門高校では,設備が充実しているため利用が活発である 。教科では,専門教科である課題研究で,ホームページの作成などが多い。外国語での利用では,国際交流をしている国外と のメールのやり取りが多かった。
    (4) 特殊教育者学校
    特殊教育者学校の授業で利用しているインターネットの横能について,教科ごとにま とめたのが表2−13である。
    表2−13        (数値は回答数を表す)
    教科・領域 WWW検索 WWW発信 電子メール CU-SeeMe メーリングリスト その他 合計
    国語 2 1 1 0 0 0 4
    社会 1 0 0 0 0 0 1
    地理歴史 1 0 0 0 0 0 1
    公民 2 1 1 0 0 0 4
    数学 2 2 2 0 1 0 7
    理科 1 0 0 0 0 0 1
    美術 1 1 0 0 0 0 2
    家庭 1 1 1 1 1 0 5
    保健体育 1 1 1 1 0 0 4
    外国語 3 4 1 0 0 1 9
    工業 1 1 1 0 0 0 3
    特別活動 3 1 2 0 0 0 6
    その他 5 3 3 0 0 0 11
    合 計 24 16 13 2 2 1 58

  3. 授業での1週間あたりの利用時間
    授業でインターネットを利用している場合で,週あたりの授業時間数を校種毎に分類したのが表2−14である。

    表2−14        (数値は回答数を表す)
    時間数 合計
    1時間 41 16 1 8 66
    2時間 34 10 4 0 48
    3時間 30 13 8 0 51
    4時間 24 10 7 0 41
    5時間 7 2 11 0 13
    6時間 0 2 11 0 13
    7時間 7 4 1 0 12
    8時間 7 4 1 0 12
    10時間以上20時間未満 7 4 1 0 12
    20時間以上 7 4 1 0 12

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