ア |
題材名をもとに,児童自身,それぞれ表現したいものを明確にするために副題を設定した。つまずいている児童には副題をもとに話し合うことで,一人一人の思いや発想,構想,及びイメージなどを確かなものにするきっかけにすることができた。表2は児童が考えた副題である。
表2 児童の考えた副題
すごく楽しい公園,浮かぶ野菜カラオケルーム,かめのアスレチック,きよたかランド,霞ヶ浦復活プールランド,迫力満点!楽しみワールド,魚と友達わくわく水族館,霞ヶ浦に大スター歌手がやってきた!!,スーパーウルトラ超迫力満点遊園地,湖の上の夢の遊園地,バネバネ遊園地,楽しさあふれるウルトラ満点プール,かにの旅,たこのカラオケルーム,南の島の超巨大ビル,出現!巨大迷路,観覧車レストラン |
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イ |
アイデア・スケッチの後,製作に入る前に,児童が集めてきた材料や表現方法を紹介し合う時間を確保した。このことにより,自分の表現意図に合った材料を新たに見付け,より多くの材料を準備することができ,主体的な表現活動につなげることができた。アイデア・スケッチの時に,児童が今までに使ったことがないと思われる,身近な材料を教師が提示し,紹介したことも,たくさんの材料を集めることができた要因になった。また,教師が児童の様子や学習カードから,豊かな表現につながるような材料を準備することにより表現が多様になった。さらに,製作の途中に作品の鑑賞の時間を設けたことで,友達の作品のよさを見付け,自分の表現に効果的に生かすことができた。 |
ウ |
学習カードを活用することにより,児童は自分の学習を振り返り,次時の活動の見通しをもつことができた。また,授業中の様子からつかみきれない児童の思いやつまずきを,つかむことができ,その後の支援の手だてにすることができた。また,学習の展開を検討する資料にすることもできた。 |
エ |
一人一人に対応するために,観察,アンケートなどにより,興味・関心,発想力,構想力,表現力の観点で個人ファイルをつくった。このことにより,児童一人一人のよさや表現の傾向をつかむことができたとともに,つまずきを予想した支援の重点化も図ることができた。 |