生活科は,具体的な活動や体験を通して,子供が自ら学び,自ら生きる知恵を身に付けることを目指している。この具体的な活動や体験とは「自然体験」「社会体験」「生活体験」を指し,創造性の基礎としての論理的思考力や想像力,直観力などを培う上で,今後一層重視されなければならないと考える。
本研究では,研究主題の基本的な考え方に示されている「創造性は,子供が自らの課題を解決するにあたり,主体性をもって,子供自身にとって新しい価値あるものを創り出すことであり,創り出そうとする資質・能力である。」との概念規定に基づいて,生活科において創造性を培うための研究を行う。
研究の方向性としては,生活科における創造性に関する学習指導上の諸問題などの実態を把握し,課題を明確にし,その課題解決に向けて子供の自由な発想と夢を生かし,表現力を育てる支援の工夫を通して,創造性の基礎を培うための支援の在り方について究明することである。
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