【授業研究2】小学校第6学年「宮沢賢治」,「心をひかれた人物のしょうかい」
1.授業の構想(1) | 子供をとらえて生かしていくための「学習カルテ」の活用 一人一人の子供の感じ方や考え方, 学習意欲は異なるものであるから,一人一人に応じた働き掛けをしながら,言語感覚を養っていきたいと考えた。そこで,子供一人一人がどのような学習をしたいと考えているのか,どのように読み取っているか,どのようなことにつまずいているかをアンケート,ノート,ワークシートに表現した内容等からとらえて学習カルテ(子供一人一人をとらえてまとめた一覧表)@〜Gにまとめ,単元構成や次時の学習活動,一人一人に応じた働き掛けに生かしていくことにした。 まず,子供が「宮沢賢治」にどのようなイメージを抱いているか,どのような学習をしたいと考えているかをとらえて,子供たちが学習したいと考えていることに必要な補助教材,資料,学習活動をまとめ,単元構成を考えた。次に,一人一人の学習課題,学習方法をまとめ,ワークシートや学習の手引きを準備し,一人一人の子供が読み取った内容をまとめて,友達の読み取りと比べ合って自分の考えを深めたり修正したりできるような学習の場の設定に生かした。 |
(2) | 言語感覚を養う単元構成の工夫 子供の言語感覚は,学習に対する興味・関心,意欲の高さに支えられてこそ育つものである。そこで,単元の導入で心ひかれた人物や宮沢賢治について話し合い,「宮沢賢治の生き方や考え方を学び,最後には自分が好きな人物を友達に分かりやすく紹介し合おう。」という学習のめあてをもつことができるようにした。 「宮沢賢治」という伝記教材を中心にしながら賢治の作品も自由に読めるようにし,子供が様々な言葉や文に触れられるようにした。伝記を読み取る場面では,多様ワークシートを活用して自分に合った方法でまとめられるようにし,言葉や文に着目してイメージを膨らませて心情をまとめ,表現や読み取り方の違いを話し合って修正し合える場を設定した。また,「宮沢賢治」という人物をどう思うか,賢治の理想とはどんなことだったのか,様々な場面で伝記や作品の表現を基に自分なりにまとめることができるようにした。さらに,みんなで発表し合うことで,同じ人物や言葉に対して様々な感じ方や考え方や表現の仕方があることに気付くことができるようにした。 |
第6学年 国語科学習指導案
◎ | 心ひかれた人物や尊敬する人物の考え方や生き方をいろいろな方面からとらえ,言葉を通して人の考え方や生き方について考えることができる。 | |
○ | 心ひかれた人物や尊敬する人物について,進んで調べたり作品を読んだりしようとする。 | (関心・意欲・態度) |
○ | 具体例を引用しながら心ひかれた人物や尊敬する人物の考え方や生き方についての考えをまとめ,その人物について自分なりの考えをまとめたり話し合ったりすることができる。 | (表現) |
○ | 「宮沢賢治」の考え方や行動,生き方を教材文から読み取り,その学習を生かして心ひかれた人物や尊敬する人物について,考え方や生き方をとらえることができる。 | (理解) |
○ | 教材文の構成,人の考え方や生き方を表す言葉や叙述に気付くことができる。 | (言語事項) |
観 点 別 評 価 規 準 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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次 | 目 標 | 時 | 学 習 活 動・内 容 | 関・意・態 | 表 現 | 理 解 | 言語事項 | |||||||||||||||||||||||
1 (二時間) |
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1 |
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1 |
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2 (一時間) |
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1 |
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3 (五時間) |
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1 |
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宮 沢 賢 治 の い ろ い ろ な 作 品 を 読 む 読 書 の 時 間 や 余 暇 の 利 用 |
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3 |
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4 (二時間) |
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1 |
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1 (本時) |
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5 (三時間) |
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1 |
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1 |
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1 |
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6 (一時間) |
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1 |
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資料2 子供をとらえて生かしていくための「学習カルテ」 |
6年国語科 学習カルテD ぼく・わたしが選んだ「○○○」に表れた「まことの幸せ」とは |
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