はじめに


 国民の生活意識は,余暇時間の増大,所得水準の向上,高齢化の進展 等の社会的背景のなかで,健康や体力の保持増進に対する関心が高まる とともに,仕事から余暇の充実へと,大きく変化してきています。 こうした状況のなかで,生涯体育・スボーツを目指す今日の体育にお いても,子供の主体的な活動を保障するための学習環境の充実が求めら れています。

 体育の授業の目標を効果的に達成していくためには,さまざまな組織 的支援等が必要です。施設や用具の整備充実はもとより,年間計画をは じめとする授業のための計画の企画立案,指導体制の確立などが整って こそ,よい授業の実践が可能となります。

 本調査研究は,このような課題を踏まえ,今後の指導に資することを 目的として実施しました。各学校におかれましては,この調査結果をも とに,教科体育や教科外体育,児童生徒の体力向上等,体育指導の充実 にご活用いただけれぱ幸いです。

 最後に,この報告書作成に当たって御協力をいただきました学校及ぴ 関係各位に深く感謝申し上げます。


平成8年3月
茨城県教育研修センター所長
高久清吉


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