実践例1 「画面に手書き入力で映す」

 マウスを使ってスライドに掲示されている本文に,手書き入力を加えることができます。

 パワーポイントの場合,スライドを実行している画面で右クリックすると「ポインターオプション」の選択ができます。その中から「ペン」や「蛍光ペン」を選択すると,マウスで動かした通りに手書き入力ができます。

 下の授業例(動画)で使用しているのは,ジャストシステム社の「agree」というプレゼンテーションソフトです。基本的な使い方は,パワーポイントと同様です。スライド実行画面で右クリックし,「ペン」を選び,マウスを動かして手書き入力します。線の色は,チョークよりも多様な色を用いることができ,その種類や太さも変えられます。


 実際の授業では,暗唱練習をした後に生徒を指名し,教師用コンピューターのマウスを操作させて,プレゼンテーションソフトで提示した白文に返り点などを記入させていきました。自分自身が記入した文を,一文一文読み上げながら説明するので,模擬授業的な学習になります。他者を意識した発表となるので,一人一人が,より高い意識で学習に取り組めていました。

手書き入力の様子を動画で見る。:5.6MB
 スライドを映したまま,マウスで手書き注釈を書き込めます。黒板に書いた本文の横に赤チョークで書き入れるように,多様な色や線の太さを選びながらスクリーンに掲示することができます。

 漢文の授業においては,白文を板書するが短縮できるのはもちろんですが,大切な部分を「蛍光ペン」機能などを用いて,注釈を加えることができ,各生徒が予習してきたノートの記述と比較させながら,授業を展開することができます。
古文の例