平成23年度 研究発表会 教育相談に関する研究 |
研究主題 | 教師のためのソーシャルスキルトレーニング | |
研究の概要 | 教育相談課では,平成14・15年度に,学校生活適応のための指導・援助の在り方として,児童生徒向けの学校生活スキルトレーニングの基本的な進め方を研究してきた。 しかし,児童生徒のスキルの向上だけでなく,児童生徒と思いのやりとりを行う教師自身のスキルの向上にも目を向ける必要があると考え,本研究に取り組んだ。 実践研究では,小学校,中学校,高等学校において校内研修を実施し,効果的な教師のソーシャルスキルトレーニングのプログラム開発を行った。 教師に身に付けて欲しい重要なソーシャルスキルのうち,今回の研究では,「オープンマインドスキル」,「傾聴スキル」,「『私』メッセージスキル」,「コーチング会話スキル」の4つを基本のスキルとした。それを身に付けることによって教師の指導力向上も図られ,しいては児童生徒のソーシャルスキルも育まれると考えた。 この研究を進めるにあたっては,実践例にシナリオやワークシートなども一緒に添付し,すぐに学校で使えるものにすることを心掛けた。今後は,更に様々な場面設定でのソーシャルスキルトレーニングのプログラム開発を行い,内容を充実させていきたい。 |
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日 程 |
9:30 研究概要説明 【大研修室】 |
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10:00 ○小学校部会 【第4研修室】 小学校実践発表@ 小学校実践発表A 小学校実践発表B ○中学校・高等学校部会 【第5研修室】 中学校実践発表@ 中学校実践発表A 中学校実践発表B 高等学校実践発表@ 高等学校実践発表A 12:40 演習 ○小学校部会 「ブレインストーミング」 「ロールプレイ」 ○中学校・高等学校部会 「『私』メッセージ」 13:30 研究協議 ○小学校部会 「学校現場に広めていくために」 ○中学校・高等学校部会 「教師のためのソーシャルスキルトレーニングの進め方」 |
<小学校部会>
(研究の進め方の説明) (三人一組での演習「ロールプレイ」) <中学校・高等学校部会> (演習「『私』メッセージ」の説明) (貴重な質問をいただいた研究協議) |
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14:10 講義 【大研修室】 「教師のためのソーシャルスキルトレーニング」 |
講師 国立大学法人東京学芸大学教授 相川 充 |
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参加者 169人 |