1. 将来の展望
    (1) 各機能で利用したい方法(アンケート抜粋)

    ア WWW機能
    • 生徒の学校間交流の場として電子掲示板を設置したい
    • 進路情報の収集発信。村内小中学校のネットワーク
    • 他地域との交流や共同学習
    • 教育に利用できるマルチメディアデータベースの作成とそのデータベースを利用して生徒に自分の思考をまとめ発表する道具として利用
    • 図書館と同じ感覚で調査活動
    • 校内LAWを活用したイントラネットの活用
    イ 電子メール機能
    • 外国の生徒との交流。他地域との交流学習や共同学習
    • 外国の人と英語での交流。英文の解読と返信
    • 生徒の生活や学習に関するメーリングリスト
    • おたずねメール〜生徒が持っている課題に答えてくれる相手をさがしメールのやりとりで課題の達成に役立てる
    • 科学部や選択教科等での研究内容に対する情報交換
    • 文章だけでなく,生徒の描いた絵や授業風景などの写真を交えたメールの交換
    ウ CU-SeeMe機能
    • 他地域との交流学習や共同学習
    • 理科や社会科の共同学習,または遠隔授業
    • 学級・生徒会・部活(科学部)などの交流
    • けがをして登校できない生徒や不登校の生徒との在宅学習に利用
    • 研究授業の公開,出張凍費がいらない
    • リアルタイムでの英語会議,普段は見ることのできない工場や企業の様子の見学等
    エ その他の機能
    • ニュースグループの機能を試みたい
    (2)  考察
     データベースとしてのインターネットに期待が寄せられている。生徒の調べ学習で利用し,生徒が表現した作品を発信していけば,一層データベースが充実するという好循環が期待できる。
     電子メールに関しては,情報交換による地域的・国際的交流が今後も続くであろう。さらに,メールに絵・写真・音楽などの情報を載せ,より多彩な表現活動に発展していくことが期待でき,深い相互理解へと発展していくものと思われる。また,CU−SeeMeはリアルタイムにおこなわれる交流活動なため,英会話・音楽発表・研究発表などに活用されていくであろう。
     その他ニュースグループで,生徒の作品等,学校の情報交換が定期的に広範囲におこなわれる可能性もある。
     ハード面の充実にともない,インターネット機能が拡大するのであれば,各機能を独立で使用することから,テーマに沿い状況に応じて機能を使い分けるような利用方法が可能になると思われる。

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