(2)  他の領域との組合せによる授業実践
種目による帯状の体操授業例
 C校の例
(ア)  はじめに
 体操の授業を進めるにあたって,体操に関する関心度や,学び方,また技能面や知識・理解の程度,及び体操に対する生活化の状況などの視点からとらえると,生徒の体操に対する認識としては,準備体操や整理体操,そして補強運動としてしかとらえていないように思われる。これまでの授業では,準備体操の後,各領域の内容を加味して補強運動を行っていた。
 体操の学習では,一人一人の生徒が体力を高める必要性を理解し,そのための体操の正しい行い方,作り方を知り,現在や将来の生活に活用できる力をつけていくことが必要である。
 そこで,「自己の体力に対する課題をもたせれば,生涯見通した体力向上に必要な運動を積極的に取り組むことができるであろう。」「学習過程を各種体操の[学び方]に重点を置き,生徒の自主的な活動を尊重しながら進めていけば,楽しい体力つくりができるであろう。」「評価を明確にし,生徒の実態に即した学習プログラムを仕組むことによって効果的な授業展開ができ,学習効果を上げることができるだろう。」という仮設のもとに,生徒一人一人が,主体的に体操に取り組む体育指導の在り方を究明する。
(イ)  ダンスとの組合せの体操授業(2年)
 a 体操単元計画
  1.  単元名  体 操
  2.  運動の特性
    (1)  一般的特性
     体の動きを維持したり,高めたりすることをねらいとする運動である。
     目的に応じて,体の動かし方を決め,能力に合わせて行う運動である。
     各自の年令・性別・体力・運動能力に応じて,目的を達成するのに効果的な運動を選んだり,動きを工夫したりすることができる。
    (2)  生徒からみた特性
     他人との力に関係なく,自己の能力に応じて行えるため,充実感や満足感を味わうことができる。
     目的に応じた動きを自分たちで考え,工夫したり選んだりして実践できる楽しさがある。
     体が痛くなったり,疲れたり,息苦しくなったりするなどの肉体的苦痛がともなう。
  3.  生徒の実態
     生徒が経験している体操の内容は,県民体操・準備体操の中の含まれるストレッチや補強運動ぐらいである。本校では,スポーツテストの結果から筋力の低下がみられたので,各領域において,その種目の特性を考慮し補強運動を行った。補強運動を行っていても,その正しい行い方や効果についてはあまり理解していない。ストレッチ体操については,授業や部活動で積極的に取り入れているので,ある程度理解している。
     しかし,肉体的苦痛が伴うことがあるため,ていねいに運動を行わなかったり,途中で止めてしまったりすることがある。生徒たちは,体操を楽しくないと感じてしまっているのが現状である。
     そこで,本単元では,体力つくりに関心を持たせ,体操の特性を理解させるとともに,運動の正しい行い方や楽しく体操に取り組む態度を養うことをねらいとしていきたい。
  4.  教師の授業への意図
     体操は,体力を高めることを直接ねらって行われる運動なので,体の動きや働きをよくしたいという必要感を持たせておこなわせることが大切になってくる。したがって,学習のはじめの段階では自己の体力を知り,体操の特性を理解させながら意欲づけを行い,学習への興味・関心を持たせたい。また,実践においては,一つ一つの体操の正しい行い方を理解させながら進めたい。一連の動きをつないで,音楽に合わせて動くことで,リズミカルに楽しく取り組ませ,学習への興味・関心を高め意欲的に取り組ませたい。また,持続して行う体操なので,脈拍数を数えることで,自分の運動の強度や体力の把握,体操に取り組む態度,本人の体調などをわからせていきたい。さらに,自分の体力を高める努力をしたり,各種の体操の目的を理解するとともに,日常生活に合った体操を選択して積極的に取り入れ,実践させていきたい。
  5.  学習のねらいと評価目標
    (1)  自分に応じた課題を設定して,課題達成のために友達と教え合ったり,助け合ったりして学習できる。 (関心・意欲・態度)
    (2)  自分の能力に合った課題を持ち,学習の仕方を工夫できる。 (思考・判断)
    (3)  各種の動きをねらいをもって適切に行い,体力の向上を図ることができる。 (技 能)
    (4)  運動の特性を理解し,各種の動きの行い方や練習の進め方がわかる。 (知識・理解)
    ◎ 評価目標
    関心・意欲・態度 思 考・判 断 技  能 知 識・理 解
    @  自己の体力に関心を持ち,課題達成に向かって意欲的に取り組もうとしている。
    A  協力し励まし合いながら安全に,学習を進めている。
    B  自己の体力の現状から課題を持つことができる。
    C  動きや練習方法を工夫することができる。
    D  各体操の基本的な行い方を身につけることができる。
    E  自分の課題とする体力を伸ばすことができる。
    F  体操の必要性や効果を理解できる。
    G  各体操の基本的な行い方が理解できる。
  6.  学習の道筋と時間配分
    学習の道筋と時間配分1
    学習の道筋と時間配分2
   b 授業の分析と考察
 今回の授業で行った「パワーアップ体操」は,からだの柔らかさを高める運動,からだの巧みな動きを高める運動,からだの力強い動きを高める運動,動きを持続する能力を高める運動を,組み合わせてある。さらに,テンポのある音楽にのって楽しく動くことができる体操だったのでリズミカルに楽しくできた,友達といっしょに楽しく取り組めたなどの感想があった。運動量の意識と自分のからだの状態を把握するために,脈拍数を意識させながら学習することで,各自がめやすを持つことができ,そのことが運動量の増加につながったと考えられる。
 体操に対する意識の変容を,授業後のアンケート結果からみると,「体力」について考えたり自分の劣っている体力がわかったと答えた生徒は,90%以上に達している。授業や部活動で体力を高めるために体操を意識的に行っている生徒は,70%に増加し,今後,自宅などで体操を行う予定の生徒が,40%に増加した。このことは,体操を行えば,自分の劣っている体力を高めることができることを理解し,実践している生徒が多くなっていることを示している。
 今後に残る課題として,いくつか提示したい。
  •  体操の知識の学習のしかたや自己の体力についての課題の持たせ方の工夫。
  •  運動プログラムづくりについての観点や条件の与え方・運動の仕方の具体的な提示方法。
  •  年令,性別,体力,運動能力に応じた体操のプログラム作成の仕方。
  •  生徒ひとりひとりの生活の中に,体操をいかに定着させていくか。
  •  体操の年間指導計画への位置付けについて。
上記の5つを課題としてあげたが,体操は,一人一人の健康の維持とつながりが深く,将来の健康のためにも,身近にできる運動である。だから,運動の仕方,効果がわかって体操ができ,実践を継続することが大切である。高齢化社会がさらに加速している昨今,健康維持の重要性を生徒に考えさせ,体操に取り組ませたい。

授業風景1 授業風景2
(ウ)  ハンドボールとの組合せの体操の授業(1年)
 a 体操単元計画
  @ まとめ取りの単元計画
  1.  単元名  体 操
  2.  運動の特性
    (1)  一般的特性
     体操は,体力の向上を直接のねらいとしてつくられた運動であり,自己の体力の向上を図るために課題に応じて正しく行ったり,工夫して活用したりするものである。
    (2)  生徒からみた特性
     自分の体力について意識している生徒は多いが,体力向上のために意識的に活動している生徒は少ない。また,多くの生徒が漠然とした必要感は持っているものの,体操についてイメージは,「きつい」「苦しい」「おもしろくない」というものが多い。
     しかし,短縄・長縄やボールなど手具類を使った運動には,ある程度興味関心がある。
  3.  生徒の実態
     事前アンケート調査では,体操が好きが18%,嫌いが約7%,どちらでもないが約75%となっており,生徒にとって体操は,興味関心があまりないものといえる。したがって,体操とは何かということがよく理解できておらず,体操というと,器械体操や県民体操というイメージがある。授業においては,手具類を使った運動をしてみたいと考えているので,短縄・長縄やボールなどを用い,適切な学習資料を準備し活用させることが重要である。また,体操の目的や方法を明確にし,必要感をもたせることによって,より意欲的に取り組める運動である。
  4.  教師の授業への意図
     体操のねらいは,体力をたかめること,および体力の高め方を身につけ,それをさまざまな場で活用できるようにすることである。それではそのために,生徒たちに具体的にどのような能力を身につけさせておけばよいのだろうか。学習の手順を考えてみた。@個人の特性に応じて,体力つくりの目標を決める。A目標を達成するのに有効な体力つくりの運動を準備する。B準備した運動をもとにして,体力つくりの計画を作成する。C計画に基づいて体力つくりを実践し,それを記録する。D実践した体力つくりの効果を測定評価する。これらの手順をふまえて,学習を進めたい。
     今回の授業では,特に,@・A・Bを重点において学習内容を準備していきたい。生徒たちには,体力つくりの目標にあった運動を自分自身で考えだすのは困難である。そこで,それぞれの目標にあう運動が選択できるよう,資料を揃えたい。また,スポーツとの関連をはかりながら,体操を身近なものとしてとらえ,実践できるようにさせたい。
  5.  学習のねらいと評価目標
    (1)  各自が体力に応じた体操を,ねらいをもって適切に行い,体力の高まりを楽しむ。
    (2)  評価目標
    関心・意欲・態度 思 考・判 断 技  能 知 識・理 解
    @  自己の体力に関心をもち,意欲的に取り組もうとする。
    A  各種の体操に積極的に取り組み,その楽しさや喜びを味わうことができる。
    B  体力を高める運動を積極的に生活に取り入れようとする。
    C  互いに協力し,安全に留意して運動することができる。
    D  自己の体力の現状を知り,自分に合った課題をもつことができる。
    E  課題を解決するために運動の仕方や練習方法を工夫することができる。
    F  自分の課題とする体力を高める運動の行い方を身につけ,ねらいに応じた体操を正確にできる。
    G  体操のできばえの楽しさや喜びを味わうことができる。
    H  体操の必要性や効果を知り行い方がわかる。
    I  学習の進め方がわかる。
  6.  学習の道筋と時間配分
    A 体育に関する知識学習指導案
   学習活動と指導  (体 操)

    B 体育学習指導案
   学習活動と指導  (体 操)




   b 帯状による単元計画
  @ 帯状による単元計画   (1年3組)
  1.  単元名  体操 (ハンドボールと組み合わせて)
  2.  運動の特性
    (1)  一般的特性
     体力の向上を直接のねらいとしてつくられた運動である。
     自己の体力の向上を図るために課題に応じて正しく行ったり,工夫して活用するものである。
     各自の年齢・性別・体力・運動能力に応じて,目的を達成するのに効果的な運動を選んだり,動きを工夫したりできる。
    (2)  生徒からみた特性
     他人との力に関係がなく,自己の能力に応じて行えるため,充実感や満足感を味わうことができる。
     各自が課題を持ち,目的に応じた動きを作ったり,動き方の回数や速度の変化を加えたり,仲間と合わせたり,組んで行ったりできるところに楽しさがある。
     実践したことが,他の運動に活用できれば,さらに意欲が高まる。
  3.  生徒の実態
     生徒は,事前の体操の単元において,からだの柔らかさを高める運動,からだの力強い動きを高める運動,からだの巧みな動きを高める運動,からだを持続する能力を高める運動の運動の仕方や体力を高める方法を学んだ。
     また,スポーツの特性にあった体操を知り,スポーツが上達したり,よりスポーツを楽しむための体操を実践した。この授業では,各自がスポーツの種類を選び,学習資料から,体操を選んで,自己の体力を考えて回数を決めて実践した。体操の特性を理解しつつあり,楽しく取り組んでいた生徒が多くなっている。
     しかし,技能をより高める方法を工夫したり,自己の体力に合った体操を継続的に体力づくりを行う生徒は少ない。
  4.  教師の授業への意図
     体操は,体力を高めることを直接ねらって行われる運動なので,身体の動きや働きをよくしたいという必要感を持たせて行わせることが大切である。
     体操の学習内容を明確にし,体力を高めるために生徒たちは具体的にどのような能力を身に付けさせたらよいかを考えて行かなければならないであろう。自己の特性に応じて目標をきめることができる。体力づくりの運動を準備し,計画的に継続して行い,実践した体力づくりの効果を測定,評価できる能力が必要である。
     この単元では,球技と組み合わせることで,球技の技能を高める体操として位置付けをして,体操を行うことで球技の技能が上達することや,その球技の特性を考えた体力づくりの運動を準備し,計画的に継続して行うようにさせたい。
  5.  学習のねらい
    (1)  自分やグループの能力に応じた課題を設定して,課題達成のために友達と教え合ったり助け合ったりして学習できる。
    (2)  自分の能力にあった課題を持ち,学習の仕方を工夫できる。
    (3)  各種の動きをねらいをもって適切に行い,体力の向上を図ることができる。
    (4)  運動の特性を理解し,各種の動きの行い方や練習の進め方がわかる。
     評価目標
    関心・意欲・態度 思 考・判 断 技  能 知 識・理 解
    @  自己の体力に関心を持ち,課題達成に向かって意欲的に取り組もうとしている。
    A  協力し励まし合いながら安全に,学習を進めることができる。
    B  自己の体力に合っためあてをもち,運動メニューを作成することができる。
    C  資料を活用し,工夫して運動メニューを作成することができる。
    D  ねらいに応じた体操を正確に行うことができる。
    E  グループや自分の課題とする体力を向上させることができる。
    F  自己の体力に応じ運動メニューの作成の仕方が理解できる。
    G  グループの目標にそった運動メニューの作成の仕方が理解できたか。
  6.  学習の道筋と時間配分
    A 体育に関する知識学習指導案
     
   c 授業の分析と考察
  @ まとめ取り
 体操の授業に意欲的に取り組ませるためには,体力についてや体操の特性についての知識がないと,何のために,どのようにして取り組むべきかを把握しにくいのではないかと考え体力について,体力を高めるための運動の意味や価値,必要性について理解をはかった。その結果体力についての理解ができ,体力についての関心が高まって,自分の体力を高めようとする意識がでてきた。
 学習を始める前に,目的に応じた体操の種類を考えたミニ体力診断テストを実施し,自分の現在の体力を知ることができるようにした。自分の体力の優れているところ,劣っているところを認識することができ,主体的に学習に取り組むことができるようになってきた。
 また,学習のねらい,内容,過程は,学習のそれぞれの段階に応じた展開ができるような単元計画を立てた。第1学年では,体操についての理解が十分ではないので,体力を高めるための運動方法とその正しい行い方を,学習資料を使いながら実践することで,ねらいに即した体力つくりの運動が準備できるということを目的として取り組んだ。また,体操に関心を持ち続け,楽しく取り組むことができるように,各種スポーツと体操の関係を理解させ,スポーツが上達できるような体操プログラムを学習資料から作成させ,実施した。その結果,自分の体力について課題を持ちながら学習し反省することで,自分に合った運動種目や工夫できたこと,体操を行うことで体力が高まり,各スポーツが上達できることがわかって,体操に興味・関心が高まってきた。
 今後,生徒が体操に関心を持ち,目的意識を持って体力つくりに取り組ませるための一つの方策として,年間指導計画で,体操の学習の時期や時数を考えて設定していかなければならないのではないかと考える。まず,体育に関する知識の学習で,体力・体操・スポーツについての学習を行った後,まとめ取りという方法で体操の学習を行う。各単元においては,体操を取り入れた学習を行うことで,生徒の体操に対する意識が高まり,各自の目的に応じた体力つくりができてくるのではないかと考える。

<体操学習に対する生徒の実態>
  回答結果グラフ
Q1  体操は好きですか。
Q2  自分の力を考えて,めあてが決められますか。
Q3  友達と協力したり,相談したりして,学習ができますか。
Q4  体操のどんなところが好きですか。
劣っている体力が高められる。
グループで活動して,種目を工夫したり楽しかった。
目的がはっきりしているので,取り組みやすかった。
いろいろな運動をして,楽しかった。
サーキットトレーニングで,自分なりに精一杯できた。
スポーツに適した体力つくりがわかったのでよかった。


<生徒の自己評価 カード>
    A 帯状
   ハンドボールの学習では,特性を理解し,ハンドボールが上達するためにチームに必要な体力を高めるためのメニューを作成した。また,自己が高めたい体力つくりのメニューも作成した。
 学習前は,ハンドボールの種目に関する知識がはとんどない状態でスタートしているので,体操とハンドボールとの学習の関連がほとんどつかめなかった。であるから,「ハンドボールに必要な体力は何か」と聞かれてもなかなか考えつかなかったことが,アンケートから伺える。
学習後は,ハンドボールのジャンピングシュートやいろいろなパスの技能を高めたいと言う希望から,それらが上達するための体操を取り入れて実践する生徒が多くみられた。以前に行った体操の授業で,「各種目が上達するための体操」を実践しているので,ハンドボールと体操との関連を把握しやすかったのではないかと思う。ハンドボールの技能を高めるための体力つくりとして,体操がスムーズに行われた。体操を継続して行うことの意義がわかり,実践することで習慣化をはかった。体力つくりのメニューを作ることができても,実践の中で体操を正確に行い,確実に成果が上がったかといえばなかなかそうもいかない。生徒が自分の体力が高まったと認識するには,何らかの技能が上達したと自覚したり,他から評価されたりしたときであり,授業の中で“体力”との関連を図りながら評価することが必要であり,それが,日常のいろいろな場面での体力つくりに生かされてくるのではないだろうか。
 今後,各自が自分の目的に応じて体力つくりの計画をたて,部活動,家庭などで実施できるようになるよう意識を高めたい。


<体操学習に対する生徒の実態>
  回答結果グラフ
Q1  ハンドボールが,上手になるためには,どのような体力・運動能力つくりがあるか知っているか。
Q2  ハンドボールが,上手になるためには,体力・運動能力つくりを特別に行う必要があるか。
※ 巧みな動きを高める運動や素早い動きを高める運動・全身持久力を高める運動について,ハンドボールが上手になるために体力・運動能力つくりを行う必要があると考えている。
Q3  ハンドボールで高めることができない,体力・運動能力つくりを特別に行う必要があるか。
回答結果グラフ
※ はじめの調査では,各体力を高める運動はどの運動も同じ割合で選んでいるが,終わりの調査では,ハンドボールで高めることがむずかしい,柔軟性を高める運動や力強い動きを高める運動を特別に行う必要があると答えている生徒が増えた。
 また,その運動は部活動や家で取り組みたいと考え,実行している生徒が10%程度でている。
体操 オリジナル プログラム
高めたい体力
 
体 力 柔軟性を高める 筋力を高める 調整力を高める 持久力を高める

 

 

 

 
@        
A        
B        
C        
D        
E        
F        
G        
H        
I        

 

 

 
       
体操 授業の自己評価
体操 (No.1)
体操 (No.2)
体力つくり指導資料カード No.1
注1  各運動領域における体力つくりは,技術と関連する動きを使って体力が効果的に高められるようにする。
 準備・補助・補強運動,体力トレーニング等の目的に応じて運動を選び出すとともに運動の組み合わせ等(例,セット化)を工夫し,運動の継続的な実施により,体力が効果的に高められるようにする。
 単元や一単位時間の中で,全面的な体力の向上が図られるようにする。
茨域県教育庁保健体育課
「学校体育指導資料中学校編体力つくりの実践その1,その2」


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